Global Career Guide
最近、外資系金融機関で花形トレーダーだった方々のエッセイ ( というか武勇伝 ) が出版され、話題になっています。実は私も、今の会社に転職する前は、某大手銀行でデリバティブのトレーダーをやっていました。その銀行から派遣される形で、外資系証券会社でも半年間働きました。しかし私がそこで経験したのは、「花形」ならぬ「トホホ」
つい先日のこと、 A くんが何か思いつめたような表情で、私のところにやってきました。 A くん 「タカシさん、ちょっと相談があるんですが ……」 私 「どうしたの ? 」 A くんは 1 年前に、日系の某有名企業から転職してきました。私は直接的には彼の採用面接には関わらなかったのですが、採用後のオリエンテーションで彼が
みなさんご存知の通り、プロ野球には「FA ( フリーエージェント ) 宣言」という制度があります。これは、ある一定の条件 ( 出場選手登録日数が 10 シーズンに達した場合 ) を満たした選手に与えられる資格で、選手の意志で球団を移籍できる権利です。マリナーズの佐々木投手や、巨人の清原選手は、この制度を活用して、自分が
( 前回の続き )前回は私が勤める外資系企業における「ランクアップ」の考え方についてお話しました。今回は、わが社の評価体系そのもののお話をしたいと思います。 実はここ数年、わが社の評価体系は、変更に次ぐ変更を繰り返してきました。あるときは、米国本社のものをそのまま採用したりしました。しかし、英語で表現された評価属性が、
7 月の数週間、わが社のマネージャー以上の人々は非常に忙しくなります。その原因は、連日連夜の「評価会議」。 6 月末決算のわが社では、この時期にスタッフの年度末評価を実施するのです。 わが社を含めた外資系企業のほとんどは、いわゆる年功序列制を採用していません。ですから、次年度のランクは、この会議の内容がすべてだと言って
今日は日曜日。空模様は、梅雨とは思えないほどの快晴です。でも、私の心は沈んでいました。なぜなら、今日は私が作った提案書のレビューの日なのです。 私のところに、ある大手顧客への提案話が舞い込んできたのは、ほんの 2 週間前のことでした。数年前、私の会社がその顧客のNY支社に、あるシステムを導入しました。今回は、いよいよそ
千葉工業大学という大学に、非常に面白い名前の学科があります。それは、「プロジェクト・マネジメント学科」。この学科の目標の 1 つに、「国際的なプロジェクトで活躍する人材育成」というのがあります。さて、ここでいう「プロジェクト」というのは、いったいどのようなものなのでしょうか ? NHK の番組「プロジェクト X 」がブ
6 月 18 日。 2002 年サッカー W 杯、グループリーグを見事 1 位で突破した日本は、トルコ相手に惜しくも「0 対 1」で敗れる …… いやぁー、ホントに盛り上がりましたよねワールドカップ。実はサッカーについてはあまり興味がなかった私も、この期間中だけはまさに手に汗握る大応援を繰り返していました。 今回のワー
今私がビジネス上ターゲットにしているのは銀行・保険などの金融機関です。金融機関ではどこでも「中期経営計画」なるものがあって、そこに必ず盛り込まれている項目があります。 * 積極的な人材育成 … 地域の皆様に最高のサービスを与えることができるよう、積極的な人材育成をはかります。 私が銀行員の頃よくこんな話を聞かされました
今回は、私がある社内ミーティングの企画をしたときの話をします。 私は上司の Jim から、ある会計ソフトについて社内勉強会を開くように指示されていました。幸い、そのソフトを開発しているメーカーに知り合いがいたので、私は彼に「出張デモ」の依頼をし、早速段取りに取りかかりました。 まず日程を決め、次は会議室を予約します。「