Global Career Guide
( 前回の続き ) 今から 9 年ぐらい前の銀行員時代のこと。システム部に所属していた私は、銀行内の海外トレーニー制度によって、シンガポール支店への赴任がほぼ決まっていました。にもかかわらず、NY 支店から着任してきた H 部長が、人事部に対して私のトレーニー派遣を断っていることが判明したのです ! H 部長 「タカシ
私が H 氏と初めて会ったのは、最初に就職した銀行のシステム部でした。私は入社 4 年目で、そろそろ仕事を全体的に理解し始めた頃。自分で言うのも何ですが、「生意気盛りの頃」だったように思います。H 氏は、NY 支店の副支店長から、システム部の部長として赴任してきました。「海外支店副支店長からシステム部長へ昇格」H 氏は
製造業の考え方に、「BOM ( ボム ) 」というのがあります。BOM = Bill of Material、日本語で言えば「部品表」です。例えば、何かの機械を作る工場があるとしましょう。機械を作るには、鉄板やネジ、歯車などの部品を必要とします。一口に「ネジ」と言っても、1 ミリに満たない小さなものもあれば、大きなもの
( 前回の続き )わが社の新製品 XYZ システムを営業する「Pursuit Team ( 販売促進の特別チーム ) 」のキックオフ ・ ミーティングでのこと。製品に関する勉強よりも、顧客への販売そのものに興味のある Nick は、日本での営業事例を説明するように、私に要求してきました。しかし、XYZ システムは開発さ
ある日の朝、オフィスに着くと、以下のようなメールが来ていました。 「おいおい、来たよ、来たよ、久しぶりに外資系らしいメールが …… どれどれ ……」 Gentlemen, One of the most important initiatives for XX consulting this year and for
私はコンサルタントという職業柄、経営企画部・営業企画部・商品企画部など、いわゆる「企画部門」の方と一緒に仕事をします。以前にもこのコラムで触れたように(『「営業」と「本部」どっちが偉い ?』参照 ) 日系企業の企画部というのは、いわゆるエリートの集団です。東大や京大などの超難関大学出身者が占める割合は他部署よりも高いで
先日、南青山にあるイタリアンレストランに行ってきました。南青山 …… この、おしゃれで上品かつ芳醇な響きは何なのでしょう ? 西麻布、代官山 …… なんてのも、同じ種類の響きですね。田舎者の私にとっては、憧れがある一方、なんとも近寄りがたいイメージがあるのも事実。神田や新橋の赤ちょうちんの方が、肌に合っているような気も
私は現在の会社で、金融事業部というセクションに所属しています。業務内容は、お客様である金融機関に対して、業務改善やシステム構築のコンサルティングを行っています。この構図は転職前と全く変わりません。要するに、会社の名前は変わりましたが、やっていること自体は外資系企業に転職して以来 7 年間ほとんど同じということです。 唯
みなさんにとって、「不可能」というのはどのくらいのレベルを指しますか ? 「自力で空を飛べ !」とか、「100 メートルを 5 秒で走れ !」と言われたら、これは間違いなく「不可能」でしょう。では、「年収を 2 倍にしてみろ !」ならどうでしょう ? 何となくできそうな気もするけど、でも難しいな …… やっぱ不可能 …
「契約に伴う申請は、今週金曜 24:00 が締め切りです。みなさん、忘れないように !」 私が転職した会社では、社員は毎年 1 月の初めに契約を更改します。そして 2 月からは、晴れて新しい契約 (= 給料 ) のもとで仕事をすることになります。 では、そもそも「契約更改」とは何なのでしょう ? 例えば私の場合は、現在