Global Career Guide
グローバル化するということ(2)–きれい事ではない 「グローバル化」「国際化」というと、先進的な響きがありますよね。「グローバルに活躍している」というと、世界を飛行機で飛び回って、各地でバリバリ働いている、かっこいいイメージが。 実際には、そんなにしょっちゅう飛行機で飛び回っていると、体は疲れるし、時差ボケ
日本国内で流れた航空会社のテレビコマーシャルが「差別的だ」と日本在住の白人らから抗議を受け、コマーシャルは一旦中止され、問題の部分が削除されました。 こうしたコマーシャルが作られたのは、日本には「高い鼻はいい」「白人の高い鼻がうらやましい」と思う人が多いからでしょう。しかし、白人には鼻が大きいのを気にしている人が結構い
「僕にはプライドなんてないですよ~」と言ったHさんですが、実際には英語でこう言いました。 “I have no dignity.” これは、”I have no pride”ということも可能です。ただし、”Dignity”と”pride”では、ニュアンスが少し違い、”pride”は時に
先月、アメリカのオンライン調査で、「同僚や上司などにクリスマスプレゼントを買う人が40%」もいるという結果が出ていて驚きました。「プレゼントを買う」と答えた人のうちの「66%が同僚に、44%は上司に渡す」と答えたということです。同僚へのプレゼントの平均額は46ドルとのことですが、皆さん、同僚に5000円近くもするプレゼ
就活に欠かせないNetworking(3)–ソー活 日本でも「ソー活」という言葉が定着しましたが、大学生の半数が就職活動にソーシャルメディアを利用しているといわれます。SNS(Social Networking Service)とは、そもそも人と人とのつながりを促進するNetworkingを目的としたサービ
業界の先を見抜く(1) 以前、「アメリカの新聞業界は崩壊している」と書きましたが、将来の進路を考える上で参考になるかもしれないので、触れておきましょう。 今年、ワシントンポスト紙がアマゾンの創業者ベゾスに身売りをして騒がれましたが、「身売りするのはいつだ」と囁かれたニューヨークタイムズ紙は、傘下のボストングローブ紙をボ
就活に欠かせないNetworking(2)–日ごろの積み重ね アメリカでは求人の8割以上が公募されず、社員の口コミなど社内や業界のネットワークを通じて埋められると言われています。とくに不景気で就職難の時代には、求人広告を出すと、応募条件を満たさない応募者からのものも含め、膨大な応募が寄せられるのです。スター
就活に欠かせないNetworking(1)–Nepotismとは別物 今年も、日本滞在中に知人に「息子が就活を始めるので、相談に乗ってやってほしい」と言われました。(息子さん自身は興味なかったと思います。こういうのは、親御さんの方が熱心なのです。) 息子さんはESS部に所属し、ボランティアで外国人観光客の英
前回の話で「レイオフ」という表現を使いましたが、英語の”layoff”とは、元々、企業の業績が悪化した際に、雇用調整のために一時的に人員を削減するという意味でした。最近では、一時的でなく、(組合の力が弱まったため)永久にクビを切る場合の方が多いのですが(日本でいえば「リストラ」)、たとえば、2012年、ゼネラルモーター
業界の先を見抜く(2) 私の周りには、米新聞社勤務、元新聞社勤務のアメリカ人らが何人もおり、悲惨な状況を身近で見てきました。彼らは、過去10年ほど、希望退職(buyout)、レイオフの繰り返しを経験してきたのです。レイオフ後1~2年して、やっと再就職が決まったと思ったら、またレイオフに遭い、同じ会社を2度レイオフされた
大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。