Global Career Guide
久々の和製英語シリーズです。 日本では2月から「プレミアムフライデー」が始まりましたが、これは造語というかキャンペーンの名前ですので、日本語でも何のことか説明しないとわからないように、英語でも説明しないと通じません。 こうした造語が英語でどのように表現されているかを見るには、英語圏のメディアをチェックしてみるのが一番で
前々回、学位の大量生産に触れましたが、アメリカの場合、その一因に、90年代に爆発的に普及した営利大学(for-profit college)の存在があるでしょう。ときどき「営利大学って何ですか?」と聞かれることがあるのですが、for-profit collegeというのは、企業が営利目的で運営する大学のことで、日本の「
前回、大卒を必要とする職の数以上に大卒者がいると書きましたが、企業側からすると「企業が必要な人材がなかなか見つからない、企業のニーズに求職者のスキルがマッチしていない」(Skills Gap)という不満があるようです。 たとえば、アメリカでは、いまだ失業者が1000万人以上いるにもかかわらず、400万の職が埋まっていな
前回、大学を卒業しても就職できない人が増えていると書きましたが、アメリカでは、短大を含む大卒であることが必要とされている職は、全体の27%しかなく、一方、就労者の47%が大卒だというのです。 米労働省の予測によると、2022年までに506万の雇用が創出されるものの、大卒であることを必要とする職は27.1%(四大卒である
先日、米雑誌のサイトに「今後10年、いい仕事と悪い仕事はどこに?(Where the Good and Bad Jobs Will Be, 10 Years From Now)」という題の記事が載っていました。 下記のグラフで鮮明なように、過去60年、労働者におけるワーキングクラス(労働者階級)が占める割合は50%から
先月、「和製英語に気をつけよう(2)ー「プライド」で紹介した「プライドは捨てろ」を意味する英語表現、”Check your ego at the door.” (レストラン入店時にコートをクロークに預けるように、へたなプライドは入口で預けてこい)ですが、この”check”は、「預ける」という意味です。 高級なレストラ
実際に、仕事の現場で、異文化間コミュニケーションがうまく行かず、失敗したという経験のある人は多いでしょう。その結果、プロジェクトが失敗したり、誤解が膨らんで取引先との間がこじれたという場合もあります。 アメリカやヨーロッパで駐在経験のある日本の友人は、「日本人は曖昧な指示を出しておいて、勝手にいいように解釈し、自分はこ
文法的には、まったく問題はないのに、メールにしろ会話にしろ、日本人の英語が相手に伝わらなかったり、誤解されてしまうケースがよく見受けられます。それが論理の飛躍ともいえる点に起因していることが多々あります。 たとえば、下記の英文です。 My son’s school is having a sport
「私は海外で就職するつもりはないから、人種どうのこうのは関係ない」と思ったら大間違いです。 日本国内の外資系に応募しようとしていた人で、英文履歴書の職歴に「○国で黒人客宅を訪れてインタビュー調査」と書いていた人がいました。人種事情は各国で違うので、その国では許される発言かもしれないのですが、必要でない限り、履歴書や面接
例のコマーシャルに関するコメントには、アジアからは「西洋は常に東洋人をステレオタイプ化しているのに、東洋がちょっとやると、これだ」といった声が結構あり、東洋人や他の非白人が、西洋でどれだけステレオタイプ化されているかを示す動画を掲載している人たちもいました。「うちの国では、車の宣伝で芸者が車の中でお茶をたてているよ」と
大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。