Global Career Guide
前々回、「サービスする」という日本語の「サービス」の動詞形について触れました。 英語の”service”が動詞に使われる場合、「機械などを整備する」といった意味になります。 “The copier needs to be serviced” “The copier needs servicing.” 自動車にも使われ、
前回の「サービス残業」の「サービス」は無償奉仕というという意味で使われているようですが(私が若い頃にはなかった言葉で、日本でも比較的新しい表現)、「奉仕する」という意味の「サービス」は、他に「サービス精神」「家庭サービス」といった形で使われます。 「サービス精神」は、一言でいうならば”desire to please”
前回、前々回の「フリー」に関する記事に対して、Twitterで「サービスも罠に陥りやすい和製英語」というご指摘をいただいたので、今回は「サービス」を取り上げたいと思います。 「お客へのご奉仕」を意味する「サービス」 日本語の「サービス」には、英語の”service”と同様に「人のために尽くすこと、奉仕すること」「顧客に
ご存知のように、“Free”には、前回の「自由」以外にも、「無料」など他の意味があります。 また、”Free of /from….”といえば「~のない」「~を含まない・~抜き」という意味になります。 「~抜き」という意味の”Free” 数年前、「キリンフリー」が日本で発売された際、日本在住のニュージーランド出身の知人が
前回、働き方を表す表現として出てきた「フリー」という単語ですが、 フリーランサーという意味であれば、英語では”freelancer“で、”free”と略すことはできません。「フリージャーナリスト」「フリーアナウンサー」というのも和製英語です。(もちろん、「フリーター」も。) I work as a freelance
マイクロジョブ(2)ー Pay Your Dues First 前回、マイクロジョブについて書きましたが、「好きなときに好きなところで、自分がやりたい仕事だけを引き受けて食べていけるなんてサイコー。会社なんて、さっさと辞めて、自分もマイクロワーカーになろう」と思う人もいるでしょう。が、ちょっと待った! マイクロジョブ
「大学を出ても職がない」シリーズで書いたように、 大学を出ても就職できないアメリカの若者には、アルバイト的な仕事(パートタイムの仕事や短期の仕事)で食いつないでいる人たちがいます。 数字的にはアメリカの失業率は低下しているのですが、先月の新規雇用の多くもパートタイム就労で、フルタイムで働く成人の割合は半数を
ザッポスといえば、もうひとつユニークな制度を取り入れています。職場に不満足な社員には、お金を払って辞めてもらう、”The Offer”という制度です。 同社では、4週間の研修期間を終えた後、新入社員に「今、辞めれば、研修期間の給料とともに2,000ドル支払います」とオファーするのです。 なぜ、こ
前回、紹介したザッポスですが、同社は、今年初め、新たな組織体形を導入して、肩書き(title)や管理職(manager)をなくすと発表し、米国内で話題となりました。 ザッポスが取り入れる「ホラクラシー」(Holacracy)という組織構造では、権限が分散され、全員が自分の役割のリーダーとなることで、より効果的に問題が
以前、就活の話で、ソー活、採用者側の視点での”Social Recruiting” について触れましたが(就活に欠かせないNetworking(3) ― ソー活) 、アメリカではソーシャルメディアを駆使した新たな求人方法を試す企業が登場しています。 Amazonが買収した靴ネット販売のザッポスが、自社のサイトを含め求
大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。