Global Career Guide
前回書いたとおり、アメリカ各地で学生ビザを取り消された留学生らが連邦裁判所で訴訟を起こし、次々にビザ取り消しの差し止めを勝ち取っています。100件以上の訴訟で50件の保護命令が出され、先週金曜日に司法省は、今回取り消された学生ビザをすべて復元することを発表しました。* しかし、またいつ方針が変更されるかわからないため、
アメリカでは、今週末も各地で反トランプ抗議デモが起こりました。抗議対象には移民の権利や言論の自由があります。 コロンビア大学でパレスチナ支持活動に参加していた大学院生らが3月末に逮捕されましたが、今も拘留が続いています。永住権保有の学生でさえも、移民局(ICE)が永住権をはく奪して強制送還しようとする中、合法移民の権利
アメリカ各地では、4月5日、トランプ政権に抗議するデモが行われましたが、その後もデモが続いているところもあります。これはリベラル派の団体が全米で動員(mobilize)したもので、”Hands Off”をスローガンに1400ヵ所以上で、300万人が参加したと言われています。 ”Hands off”とは直訳すると「手を放
ミャンマー震源の地震でタイにも被害が出ており、観光地として世界的に人気のタイには大きな影響が出ています。中国や欧米では「今、タイに旅行しても大丈夫?」と心配する声が多く、タイの経済団体は「政府は状況を注視し、建物の総合的な安全点検を行っており<中略>、タイは依然、安全な旅行先です」「点検した建物はすべて、地震工学基準に
日本時間の3月28日(金)午後、大地震に襲われたミャンマー(Myanmar)では、日曜もM5規模の余震が起きたようですが、Xやインスタでは各地から現地の人が被害の様子を投稿しています。軍政は非常事態を宣言し、国際支援を要請する中、震源地の近くで反政府の民主派組織に対する空爆を続けているそうです。 私は2020年2月にミ
日本の在留外国人数は、過去3年、最多記録を更新しており、その割合は、政府の予想(2070年)よりも早く、2050年には人口比1割に達するというニュースが流れていました。「入れ過ぎ、なぜ欧州に学ばないのか」と騒ぐ人もいる中、「25年後でも、わずか1割?」と驚きましたが、すでに1割以上の地域もあるし、訪日外国人の数が月に3
先週は、ホームレスの移民によるパリの劇場の不法占拠が3ヵ月続いているという話が世界的なニュースになりました。これは、元々、12月に左派支持で知られる劇場が、移民のための会議に(主に10代の西アフリカ)移民の団体を招いたことが発端で、そのまま250人ほどが住みついてしまいました。彼らは、滞在許可や教育を受ける権利を求めて
先週、「アメリカの国としての公用語を英語に定める」という大統領令にトランプ大統領が署名しました。1月に同大統領就任後、ニュースで「大統領令」という言葉を聞く機会が増えたかと思います。英語では”executive order”と言われ、議会の承認を得ずに、軍を含む連邦政府機関に対して出すことができる行政命令のことです。
今週もドイツ関連の話を書くつもりで執筆を始めていたところ、spectacular(見物の)映像が飛び込んできました。”A Spectacle to Horrify the World”(世界を震撼させたショー)といった見出しをつける英大衆紙もあったトランプ大統領とゼレンスキー大統領のやりとり。多くのメディアが”melt
世界的に注目を浴びていたドイツの総選挙が日曜に行われました。ドイツでは、11月に連立政権が崩壊し、12月には(少数派政権を率いていた)ショルツ(Scholz)首相の信任投票が否決され、議会は解散しました。そこで、本来なら9月に行われるはずの総選挙が(ショルツ首相の思惑通り)前倒しとなったのですが、その思惑とは裏腹に、S
大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。