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タカシの外資系物語

外資流 タレント育成方法(その1)2018.09.25

タカシ、タレントを語る・・・


みなさんは “タレント” と聞いて、だれを思い浮かべますか? 

 

私の場合、先日引退された安室奈美恵さんが真っ先に思い浮かびます。安室さんの引退は、本当に惜しいの一言。純粋に、安室さんのパフォーマンスが見られなくなる寂しさが一つ。もう一つは、2018年6月5日付のコラム(『ありがとう ‘Finally’』参照のこと)でも述べた通り、彼女はこの世代において唯一、グローバルで通用する可能性があった タレント であると考えており、そうならなかったことに関する後悔の念を感じるのですな。しばらくの間、安室ロスの状態から抜けられないかもしれません・・・。

 

では、日本のショービジネス界において、安室さんに次ぐタレントは育っているのか? 実は私、ポテンシャルの高いタレントさん2名に目を付けています。以下でご紹介することにいたしましょう。

 

1人目は、土屋太鳳さんです。2年ほど前に、Sia(オーストラリアの超有名シンガー)の「Alive」という曲のプロモーション・ビデオに登場した頃から気になっていたのですが、この人のダンス、ものすごいんです、ホントに・・・。なんでも、体育大学でダンスを専攻されたらしく、キレがハンパない!

 

加えて、演技もハンパない! 映画 『8年越しの花嫁』の演技も衝撃的でしたが、先ごろ公開された『累-かさね―』における演技は、鬼気迫るという表現では不十分なほど、人間の本質に深く迫るものでした(みなさんも是非、ご覧ください)。演技ができて、踊れる! というタイプの女優さんは日本ではほとんどいなかったと思うので、土屋さんには是非、世界制覇を目指してほしいと期待しています。

 

2人目は、欅坂46の平手友梨奈さん です。私はAKBなんちゃら系には一切興味がない・・・(というか、全部同じに見えるので・・・)のですが、欅坂46だけは別格です。昨年の紅白歌合戦で、パフォーマンス中に過呼吸状態でメンバーの数名が倒れたのは記憶に新しいですが、そういった話題性先行の状況を吹き飛ばして、特にここ数カ月は、本当の実力で他を圧倒しています。

 

欅坂46は、メッセージ性の高い歌詞とアイドルグループとは思えないダンスパフォーマンスが特徴的なのですが、このグループのすごさは世界観を持っているところだと考えています。で、その世界観の中心に、絶対的センターの平手さんがいて、非常に質の高いパフォーマンスを繰り出しています。

 

このたび、その平手さんが、2017年マンガ大賞受賞作である『響 ~小説家になる方法~』の実写映画版に、主人公・鮎喰響 役として主演しています。このマンガを読んだことがある人ならわかると思うのですが、そもそも、主人公の響と平手さんがそっくりというのがありまして、映画でも期待通り、いい味を出しています。平手さん、17歳とまだ若いですし、土屋太鳳さんと同様に、演技もダンスもできるタイプのタレントです。欅坂の枠を飛び越えて、世界で活躍してほしい逸材の一人です。

タレントからギフテッドへ


さて、相変わらずのアイドルおたくぶり(!)を炸裂させているタカシなのですが、ここで私が言いたいことは、次世代のスターを議論することではありません(「次世代のスターはだれだ!」については、またの機会に議論したいと思います・・・ って、結局やるんかい!)。

 

日本において “タレント” というと、ほとんどの場合、芸能人の話になります。無意識のうちに、タレントさん = TVや映画に出ている芸能人と認識しているからです。そのことを示すために、長々とたとえ話をしたわけですねぇ、これが・・・(例示の域を超えている、という説もあるが・・・)

 

しかし、タレント(talent)の本来の意味は、そういうことではありません。そもそもタレントというのは、様々な「才能」を指します。ここでいう「才能」は、歌やダンス、演技がうまいというだけでなく、特定のスポーツで抜きんでている、数学がすごい、記憶力がすごい、なんてのも含まれます。TVに出ている有名人だけではない、ということです。

 

ちなみに、幼少時より並外れた才能を持った人のことを ギフテッド(gifted)といいます。いわゆる、天才児ですね。「8歳でハーバード大に入学!」とかいうのは、ギフテッドの一種です。

 

欧米では、早期にギフテッドを判別し、特殊な英才教育を施す制度が充実しています。そうすることで、優れた才能が社会に埋もれないようにしているわけです。一方、日本の場合、ギフテッドの大半は、「学校生活不適合」のレッテルが貼られているのではないかと思います。ギフテッドというのは出る杭ですからね。どうして、〇〇ちゃんと同じようにできないの?(=平均的な人になれないの?)とか言われて、素晴らしい才能がスポイルされていく。いやぁ、本当にもったいない限りです。

 

しかし! にもかかわらず、ですよ・・・、あれだけのノーベル賞学者を生んでいるわけですから、欧米流のスタイルに変えたら、日本はとんでもないギフテッド国家になるんじゃないかと密かに想像しとるんですが、みなさんはどう思いますか?

“タレント”を定義してみよう!


話をタレントに戻します。企業にとってタレントとは、製品開発やマーケティングなどの分野で、卓越した才能を発揮して、収益という形で還元してくれる人材のことを指します。外資系企業では、タレントという言葉は一般的でして、人事部門には、「タレント・アクイジション(talent acquisition)」という役割が存在します。

 

では、タレント・アクイジションとは、具体的にどのような機能を指すのでしょうか? タレント・アクイジションを一言で定義すると、以下のように表現できます。

 

自社が欲するタレントを定義し、外部からリクルーティングするとともに、
社内人材を発掘・育成すること

 

つまり、リクルーティング(採用活動)というのは、タレント・アクイジションの一要素 というわけです。

 

上記の定義で重要なのは、最初にすべきは、「自社が欲するタレントを定義する」ということ。では、タレントの定義とは、具体的に何を行うのか? 次回のコラムで、詳しくお話しすることにいたしましょう。

(次回に続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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