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タカシの外資系物語

“青いキリン” を手に入れる方法 (その1)2014.11.25

ママ友、アメリカに転勤! って、微妙なの?

今回のコラムでは、まず、興味深い寓話 をご紹介しましょう。

 

“あるとき、大富豪がこんなことを言いました。

 

「もしも私に “青いキリン” 見せてくれたら、何でも欲しいものをやろう」

 

それを聞いた各国の人々は、次のような行動を取りました。

 

  • ●イギリス人は、青いキリン が本当に存在するのかどうか、徹底的に議論をしました
  • ●ドイツ人は、青いキリン が本当にいるのかどうか、図書館へ行って文献を調べました
  • ●アメリカ人は、軍を出動させ、世界中に派遣して、青いキリン を探し回りました
  • ●日本人は、品種改良の研究を重ね、青いキリン を作ろうとしました
  • ●中国人は 青いペンキ を買いに行きました

(おしまい)  ”

 

 まぁ、ブラック・ジョークのたぐいですから、あまり真剣に受け取らないように。この話、酒の席で、ヨーロッパ人のウケはいいのですが、アメリカ人と中国人には話せそうにありません・・・。 でも、各国の人々の特徴というか、行動特性をうまく捉えていると思います。

 

しかし最近、この寓話に修正が必要ではないか、と痛感する出来事があったので、それをお話したいと思います。

 

娘の幼稚園時代のママ友一家が、一年ほど前に、パパさんの転勤に伴って、アメリカに引っ越すことになりました。ちなみに、そのパパさんは、日系の大手製造業にお勤めです。

 

私 「アメリカに転勤だなんて、羨ましい・・・ 最近は、アジアや中国が圧倒的に多いんじゃないの?」

パパさん 「そうなんですよ、かつては、欧米での勤務経験がエリートコースの1つだったんですが、最近は、中国への転勤組の方が、後々有利になる・・・、なんて噂もあって・・・ 結構微妙な人事かもしれません、トホホ・・・(T-T)(T-T)(T-T)」

 

とはいえ、私やうちの奥さんにとっては、アメリカ転勤なんて夢のまた夢。お子さんも 帰国子女 になるわけですから、将来的な進路の可能性も広がるってもんです。あー、羨ましい・・・

“日本ムラ” が消えた跡には?!

で、先週末のこと、1年ぶりにその一家が日本に戻っているということで、一緒に食事をすることになりました。

 

私 「いやぁ、久しぶり! アメリカはどう?!」

パパさん 「ま、可もなく不可もなく・・・」

 

※    補足しておくと、このパパさんとママさんも帰国子女でして、欧米で生活した経験があります。加えて、うちの奥さんも英語はペラペラ。つまり、英語に関する言語能力や経験という意味では、私だけが “超アウェイ” 状態・・・(T-T)。ま、外資に勤めたり、子供をインター系の学校に入れたりすると、よくある話でございます。もう慣れましたよーーーーーっ、だ!(意固地になるタカシ)

 

ママさん 「でも、私がアメリカにいた頃とは、随分雰囲気が変わったわ・・・」

うちの奥さん 「どういう風に?」

ママさん 「かつては、日系企業の近くには、日本から派遣された社員の家族が住む “日本ムラ” みたいなのがあったんだけど・・・」

うちの奥さん 「無くなってたの?」

ママさん 「そうなのよ、日本人の絶対数が少ないから、もはや “日本ムラ” なんて呼べない状態で・・・。その代わりに、大規模な “中国ムラ” が、そこかしこに出来てたわ。20年前にもチャイナ・タウンはあったけど、現地企業に勤めている中国人はほとんどいなかったし・・・。なんか、世界経済の変遷を体感したって感じね!」

 

実際にそうなんでしょう。日本でも、かの六本木ヒルズの相当数の複数階は中国人しか住んでいないっていうし、それ以前に、中国人が投資目的で購入したヒルズのマンションに、日本人が高い賃料払って住んでいるっている話もあるし・・・ 最近やや失速気味とはいえ、やはり、年10%の経済成長を続けている国ですから、ごく自然の成り行きなのでしょうな・・・、かつての日本がそうであったように・・・

子供向け英会話学校における “仁義なき戦い”

私 「・・・それはそうと、○○ちゃんも、しばらく見ないうちに、大きくなったねぇ・・・。もう英語、ペラペラなんじゃないの? おじさんなんか、全くかなわないかもなーー、ハハハ(実際にかなわないのである・・・(T-T))」

 

うちの娘と同級生の ○○ちゃん、アメリカの小学校に行きながら、放課後は、海外から赴任してきた子女向けの英会話学校に通っているとのこと。その英会話学校も、90%以上が中国人らしいです。

 

ママさん 「うちの○○は、日本にいたときから英語習ってたから、それなりにデキるのよね。クラスで上位の成績を取ると、メダルがもらえるのよ・・・」

うちの奥さん 「そうなんだー、○○ちゃん、かなりメダルたまったでしょ?」

○○ちゃん 「うん!」

 

ママさん 「それはいいんだけど、同級生の友達がそのメダルを羨ましがってね、私も欲しい! 僕も欲しい! って、取り合いになって・・・」

うちの奥さん 「取り合いって・・・ 成績がいいからもらえるんでしょ? 完全にルール無視ね・・・」

 

ママさん 「で、私が一番驚いたのが・・・」

 

・・・と、今回のコラムはここまでにしておきます。○○ちゃんのママさんは、メダル欲しさに中国人セレブの子供たちがつぶやいた言葉に、茫然自失になったとのこと。一体、何と言ったのでしょうか? 次回、あなたは世界経済における衝撃の事実を体感することになります!

(次回続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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