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前回、Ghostingについて書きましたが、動詞としてのGhostの「突然、音信不通になって、交際相手との関係を自然消滅させる」という意味は英米の辞書に載っており、下記のように使われます。
He ghosted me! (彼氏にバックレられた!)
I’ve been ghosted. What should I do? (交際相手にバックレられた。どうすればいい?)
I confronted the guy who ghosted me.
(バックレた奴に面と向かって文句を言ってやった。)
How to get over ghosting (交際相手にバックレられたときの立ち直り方)
なお、下記のように、ghostingは親子関係にも使われています。
Meghan’s father says his daughter has been ghosting him since her wedding.
(メ―ガンの父親によると、結婚式以来、メ―ガンに連絡を断ち切られているという。)
ルームメートに下記のような置き手紙を残してバックレた男子もいるそうですが、従来の(若い世代以外に通じる)表現では、こうした場面ではskipが使われます。
Sorry, bros, had to ghost.(おまいら、悪い。バックレる。) bros = brothers
「職場をバックレる」という意味は、まだ新しいので英米の辞書にも載っていないようですが、動詞としての使い方は上記と同じです。
Workers are ghosting their employers now.(今では社員が勤務先をバックレている。)
More and more employers have been ghosted.
(社員にバックレられる勤務先が増えている。)
Here’s the no-ghosting policy we instituted at our company.
(当社では、下記のようなバックレ禁止ルールを定めた。)
なお、プライベートではなく、職場でのghostingということを明確にしたければ、下記のような表現が使えます。
Employee Ghosting(社員によるバックレ)
Job Ghosting(仕事バックレ)
Workplace Ghosting(職場バックレ)
Rise of Employee/Job/Workplace Ghosting(社員・仕事・職場バックレの増加)
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大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。