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有元美津世のGet Global!

和製英語に気をつけよう(46)ー バスト、ヒップ2018.12.25

 
 日本人のパーソナルトレーナーがアメリカ人をトレーニングする際に通訳した際のこと。まず、胸囲・ウエスト・ヒップの測定で、そのトレーナーは”Bust”と言いました。

 英語のbustは「女性の胸」を指すので、男性には使いません。男性の場合、chestを使います。

Can I measure your chest? (胸囲を測ってもいいですか?)

  また、下記のような場合、男女ともにchestを使います。

Lower the bar to your chest. ( [ベンチプレスで] バーを胸まで下げて。)

 Bustが「女性の胸」という意味で、主にファッション関係で下記のように使われるのはイギリス英語が多く、

What to wear if you have a big/large/full bust(胸の大きい人が着るといいもの)

 米語ではbig/large breasts 、口語ではbig/large boobsが一般的です。

Best bras for large breasts/boobs (大きい胸に最適のブラジャー)

Natural ways to reduce breast(bust) size(自然に胸を小さくする方法)

Hipは「お尻」ではない


 また、トレーナーは「お尻」という意味で”Hip”を使っていましたが、「ヒップ」の測定であればhipは使えるものの(ただしhipsと複数)、英語のhipは、お尻というより腰骨のあたりを指します。Hip jointといえば股関節のことで、Hip replacement surgeryとは「人口股関節置換手術」のことです。

 なお、hipは両側にあるため、測るときはhipsと複数になります。 

How to measure your hips (ヒップの測り方)

 アメリカでは、日常会話であれば、お尻という意味でbuttocksを略した”butt”がもっともよく使われます。運動に関しても、

Lower your butt toward your heels.(お尻をかかとに向けて下げて。)

Keep your butt on the floor. (お尻は床から離さないで。) 

 ちなみに、前回の「カタカナで覚えるのはやめよう」でカタカナ表記の弊害について書きましたが、waistも「ウエスト」と発音するとwestになり、通じません。

ランニングマシン


   ジムにあるマシンにも和製英語が多いです。「ランニングマシン」は、英語では”treadmill”です。Treadmillとは、元々、粉をひいたりする「踏み車」のことなのですが、大半のアメリカ人が由来を知らず… 現代人には「treadmill =ランニングマシン」のようです。

I just ran 30 minutes on the treadmill. (ランニングマシンで30分走ったところ。)

   「クロストレーナー」は、英語のcross-trainerから来たもので、間違いではないのですが、英語では腕も動かすcross-trainerも、腕は動かさないelliptical  trainer/machineも、どちらもellipticalと呼ばれるのが一般的です。

I’m going to do the elliptical for 20 minutes.(クロストレーナーを20分やるつもり。)

 なお、「足の自然な動きである楕円形(elliptical)の軌跡を再現する」ように作られたマシンであることから、ellipticalと呼ばれます。

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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