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和製英語に気をつけよう(41)― ワンオペ2018.09.11


 最近、よく見聞きする「ワンオペ育児」。「ワンオペ」とはone operatorを基に造られた和製英語かと思っていたら、「ワンオペレーション」の略語で、元々、外食チェーンで従業員が一人ですべての作業をこなすことという意味で使われていたそうですね。

 飲食店などを「一人で切り盛りする」という意味であれば、下記のような表現が使えます。

 

When I worked at night, I had to take care of/handle everything by myself.

(夜間勤務のとき、ワンオペだった/すべて一人でこなさなければならなかった。)

 

Many convenience stores are open all night, and most are staffed by only one clerk. (多くのコンビニが夜通し開いてるが、ほとんどがワンオペだ。)

 

  日本語では名詞としてしか使われない「スタッフ」ですが、英語では上記のように動詞として「スタッフを配置する」という意味で使われます。日本でも人材派遣会社の社名によく「スタッフィング」が使われていますが、staffingは「人材を配属・派遣する」という意味です。

ワンオペレーション


 英語でone operationといえば、「ひとつの作業・運営」、または「一回の手術」という意味で、「一人の~」という意味にはならないです。あまり日常的に使われる表現ではないですが、一応、one operationの例文を挙げておきます。

 

You can remove all the messages in one operation.

(一回の作業で、メッセージをすべて削除することができる。)

 

The two divisions were rolled/combined/merged into one operation last year.

(昨年、その2つの部門は、ひとつの運営に統合された。)

 

The doctor wasn’t able to remove the tumor in one operation. 

(医師は一回の手術で腫瘍を除去することができなかった。)

 

 なお、operationには軍事作戦、警察などによる捜査という意味もあります。

We lost 10 guys(soldiers) in one operation.(ひとつの作戦で10人を亡くした。)

In one operation, more than 100 kg of cocaine was seized.

(一回の捜査で100キロ以上のコカインが押収された。)

 

 Operationを使って「一人での操作・運営」が言いたければ、one-man/one-person operationのように、man/personを加える必要があります。下記のように、英語では、事業主が従業員なしで一人ですべて行っているという意味で使われることが多いです。

 

Since its opening, the shop has been a one-man operation.(開店当時から店はワンオペだ。)

 

I’m a one-person operation. (私は一人で事業/店を切り盛りしている。)

 

The business grew from a one-man operation to an industry leader.

(会社は、個人事業から業界のリーダーへと成長した。)

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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