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和製英語に気をつけよう(38)‐サッカー用語(1)「ハンド」「ボールロスト」2018.06.26


Samurai Blue ― W杯セネガル戦は惜しくも引き分けでしたが、対強豪コロンビアでは「まさかの日本勝利」(Japan’s upset victory, shock victory, wild win, Japan makes history)ということで、世界各国で大きく報道されました。

   サッカーは、ヨーロッパやラテンアメリカは元より、東南アジアでも人気ですので、W杯の話題は海外の人とのsmall talk(世間話、雑談)に使えます。ただし、サッカー用語には、結構、和製英語がありますので、数回にわたり、それを取り上げたいと思います。

「ハンド」


 対コロンビア戦では、香川のシュートをハンドしたサンチェスが退場となり、11人対10人の展開で日本に有利となりました。「ハンド」は、英語ではhandballであり、アメリカでは下記のように報じられました。

Kagawa scores after Carlos Sanchez is sent off for a handball

(カルロス・サンチェスがハンドで退場となった後、香川が得点)

Quantifying just how bad Carlos Sanchez’s handball was for Colombia

(カルロス・サンチェスのハンドがコロンビアにとっていかに最悪だったかを数値化)

「ヘディングシュート」


 やはりコロンビア戦で日本を勝利に導いた(半端ない)大迫はヘディング(シュート)でゴールを決めましたが、「ヘディングシュート」は英語ではheaderです。

Osako’s header snatches 2-1 win for Japan (大迫のヘディングで日本は2-1の勝利)

Yuya Osako header gives Japan victory over Colombia after Sanchez sees red

(サンチェスのレッドカードの後、大迫勇也のヘディングで日本勝利)

「ボールロスト」「パスミス」


 コロンビア戦でのボールロストやパスミスで批判を浴びていた本田も、セネガル戦でゴールを決めて汚名返上しましたが、「ボールロスト」も「パスミス」も和製英語です。

 「ボールロスト」は、英語の”lost the ball”から来たと思われますが、英語では名詞としては使えません。

The Japanese player lost the ball in mid-field and tried to chase back and prevent a Senegal counter. (中盤で日本の選手がボールを奪われ、追いかけて、セネガルのカウンターを防御しようとした。)

 名詞としては、”dispossession”(奪取)が使えます。

1 missed pass out of 14, 1 dispossession(14本中パスミス1回、ボールロスト1回)

また、動詞の “dispossess”(奪う、取り上げる)を受動態で使うこともできます。

3 missed passes out of 9, dispossessed twice(9本中パスミス3回、ボールロスト2回)

Lionel Messi has been dispossessed more times (44) than any other La Liga player this season. (L・メッシは、今シーズン、他のどのラ・リーガ選手よりもボールロスト[44回]が多い。)

 「ミス」が”mistake”から来た和製英語であることは、皆さん、知ってますね。パスミスはpass mistakeということなのでしょうが、英語では”an errant pass”(コースを外れたパス)がよく使われます。

・Toni Kroos redeems himself for his errant pass in the first half.
  (T・クロースは前半のパスミス挽回。)

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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