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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

あなたは上司を勘違いさせていませんか?(1) 2015.11.10

 

まずは今回のコラムを読み始める前に、この時期だからこそ読んでいただきたいコラムがあります。それが2014年12月22日2015年1月6日の2週にわたって書いたコラム“給料をあげてもらいたいのならー前編、後編”です。昨年このコラムを書いたときには12月の掲載になり、タイミングがちとずれてしまっていました。だから今年はタイミングを逸する事なく読んでいただきたいのです。もしあなたが外資系にお勤めでしたら、きっと今会社は年末のボーナスをどうするか、来年の昇給・昇格をどうするかなどの話し合いがされているはずです。この機会にぜひ給料アップをしてもらえるかアピール大作戦をしてみましょう。

 

さて、今回のコラムはそんな給料アップと関係あるようなお話しで、私の部下の一人であるある女性(B子さんとしましょう)お話しです。

 

B子さんは仕事ができるのですが、何故かかなり控えめな女性です。というか自分に自信がないタイプの方です。得てして女性には多いタイプですね。特に日本人女性にはこのタイプ多いように感じます。

 

ある日、彼女は部長宛にこんなメールを出しました。

 

「○○部長、

 

ニューヨークからの要請でXYZ担当者は承認者になるように言われました。XYZ担当者である私が承認者になってもよいのでしょうか?

 

                           B子」

 

説明を加えさせてもらうと、B子さんは日本で唯一のXYZ担当者です。各国でXYZ担当者は承認者となることがニューヨーク本社にて決定されました。依ってニューヨーク本社よりB子さん宛に承認者になるような要請がきたわけです。

 

つまり・・・

 

XYZ担当者 = 承認者
日本におけるXYZ担当者 = B子さん
B子さん = 承認者

という方程式です。

 

この要請を受けて、どえらくびっくりしたB子さんは、B子さんの上司とそのまた上司の私をすっ飛ばして、いきなり部長に自分が承認者になってもよいかどうかの質問メールを出してしまったのです。

 

このメールを受け取った部長は

 

「XYZ担当者が承認者になるようにニューヨーク本社が決めて、日本ではXYZ担当者はB子さんしかいないのだから、B子さんが承認者になるので良いのではないでしょうか?」

と、丁寧に返事をくれました(↑の方程式を当てはめた訳ですね)。

 

納得したB子さんは晴れて承認者となり一件落着となりました。

 

と、書いてしまったら、これでコラムはおしまいになってしまうのですが、ここからが今回のコラムの肝になる部分です。

 

そもそも何故、B子さんはこんなメールを出してしまったのでしょう?どうもそれはB子さんの自信の無さが原因だったみたいです。そして、その自信の無さが変な勘違いを生んでしまったようです。一体どんな勘違いだったのでしょうか?それはまた来週のお楽しみです。自分に自信がなくて、自信の無い発言を連発している方は必読です。

 

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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