グローバル転職NAVI

キービジュアル キービジュアル

有元美津世のGet Global!

和製英語に気をつけよう(30)─ プライベート2017.04.17


政府が推進する働き方改革。関連して使われる言葉に「プライベート」があります。「仕事とプライベートの両立」「プライベートを大事に」「プライベートを充実させる」のように「私生活」という意味で使われます。

しかし、英語のprivateに私生活という意味はありません。まず英語のprivateは「二等兵」を意味する名詞以外は、主に形容詞として使われます。

「私的な、個人の」という意味で、たとえばprivate lesson (個人レッスン)。

Private affairsは「私事」という意味ですが、これは日本語では「プライベート」と訳すことも可能です。

 His private affairs have been revealed because of the incident.

(その事件によって、彼のプライベートが公にされた。)

政治家だけでなく芸能人を含む有名人の場合、public life(公人としての生活)に対するprivate lifeがあり、これも日本語の「プライベート」にあたるでしょう。

Stay out of my private life.(プライベートには立ち入るな。)

 

また、privateには「私有の、民間の」という意味もあります。

Public road(公道)に対し、Private road (私道)

Public property (公有財産)に対し、Private property(私有財産)

Public school(公立学校)に対して、Private school(私立学校)

Public sector(公的セクター)に対して、Private sector(民間セクター)

 

最近、首相夫人が私人(private citizen)か公人かで物議をかもしましたが、これは英語では下記のように表現できます。

Is the prime minister’s wife a private citizen or a public official?

英語ではPersonal


日本語の「プライベート」は、英語ではpersonalにあたる場合が多いです。たとえば、「仕事(キャリア)とプライベートをいかに両立させるか」は、下記のように表現できます。

 How to balance your work/career and personal life.

なお、personal lifeの対にあるのはprofessional lifeであり、上記は下記のように表現することも可能です。

How to balance your personal and professional lives.

 

 「プライベートを大事にしたい」は、下記のような表現ができます。

I want to (be able to) enjoy my personal life. (プライベートをエンジョイしたい。)

I need more personal time.(プライベートの時間がもっと必要。)

I want to keep my personal and professional lives separate.

(プライベートを仕事から切り離しておきたい。)

「プライベートを充実させる」は、

I want to have a fulfilling life outside of work.

I want to explore a life outside of work.

 

なお、personalとprivateの違いは、下記の文でわかりやすいでしょうか。

I’d like to keep my personal life private.(プライベートは公にしたくない。)

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

外資・グローバル企業の求人1万件以上。今すぐ検索!

この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

合わせて読みたい