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有元美津世のGet Global!

本場のあいさつ ─ アメリカ英語2017.04.04


1年半前にエジプトでロシア旅客機が墜落しましたが、当時、エジプトには8万人ほどのロシア人が滞在し、同国を訪れる外国人観光客の3分の1近くがロシア人ということでした。
近年、東南アジア各地でもロシア人観光客と出会うことが多くなりました。ベトナムでは永住権を取得して居住している人にも多く出会いました。彼らのほとんどは挨拶もしないし、微笑みもしないのですが、英語ができる人はフレンドリーなので、英語ができないからなのでしょう。

実は、インドネシアを旅行中に非常にフレンドリーなロシア人に出会い、私のロシア人に対するイメージが激変しました。いつもニコニコしていて笑顔もステキな美女。スタイルも抜群で、”Did you used to model?”(モデルしてたことある?)と聞くと”Yes”とのこと。
彼女は少し英語ができるのですが(スカイプでイギリスの先生から英語を習っているそう)、一緒に旅行をしていた彼氏が英語ができず、私と彼女の会話には、まったく入ってきませんでした。(彼はダニエル・クレイグに似ているので、私たちは彼のことを”Bond”と呼んでいました。)

愛想の悪いBondなのですが、英語を習いたいとのことなので、ネットを通じて無料で英語を教えてくれるアメリカ人を紹介しました。
それで、そのアメリカ人は、Bondに週に2回、WhatsAppを使って英語を教え始めたのですが、彼が教える挨拶の表現とは…

 

“How are you doing, Bond?” と聞かれたら、

 

知り合いであれば、  

“Ok/good/fine, you?”(元気、そっちは?)

 

初対面であれば、

"Doing really good, yourself?" 

"Doing very well/good, yourself?" 

"Doing great, yourself?" 

"I'm good/fine, yourself?" 

 

米ドラマや映画を見ている人であれば、こうした表現をよく耳にするはず。日本の学校などで教えられている表現とは、少し(かなり?)ちがいますね。

 “How are you?”

 “I’m fine. Thank you. And you?”

 

上記は決して間違いではありません。ただ、親しい相手、”How’re you doing, man?”とカジュアルな表現を使う相手に、教科書に出てくるような返答では堅苦しく、相手との距離ができかねません。相手のスタイルに合わせられるようバリエーションを覚えておくといいでしょう。

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。

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