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有元美津世のGet Global!

クルーズ船でグローバル力を養う(10)—乗客として(続編3)2016.12.13


2年ぶりにクルーズに行ってきました。今回は21日間で、これまで乗ったクルーズで最長でした。

前回クルーズについて書いたのは2年近く前。その間に日本寄港だけでなく、日本各地を巡る外国船も増え、日本でもクルーズが以前より身近になったのではないでしょうか。

最近のクルーズ業界のトレンドは、

・客船の大型化が加速—どのクルーズ会社も4000人以上を収容できる客船を導入。6000人以上収容できる巨大船も。(狙いのひとつは乗客一人あたりのコスト削減。)

船内でのサービス有料化が加速--今回乗った船はヨガのクラスも有料。船内のツアーも!

 (このクルーズ会社の船に乗るのは10年ぶりだったのですが、サービスは確実に低下。)

・単身旅行者(Solo Traveler)向け客室が登場。

クルーズ料金は客室単位のため(客室は二人用)、一人で旅行しても2人分の料金を払うか、 まったく知らない人と相室になるしかありませんでした。

一人旅の増加に伴い、新規客船に一人用の客室(Studio)を設けるクルーズ会社が増えています。友達と旅行をしようとしてもスケジュールを合わせるのが難しかったりしますし、配偶者を亡くして一人で旅行したいというシニアも結構います。「クルーズに行きたかったけど、一人で二人用客室料金を払うのは無理」と断念していた人には朗報です。

単身旅行者同士が交流しやすいよう、Studio専用のラウンジを設けるクルーズ会社もあります。(今でも、船内で単身旅行者向けアクティビティもありますし、LGBT向けの集まりを提供しているクルーズ船もあります。)

中国人用客船も


さらにアジアでのクルーズ船の増加、アジア人の乗客の増加も、大きなトレンドです。とくに中国からの乗客は2012年から2014年の間、年間79%増という驚異の伸び率を見せ、すでに年間100万人を突破し、アジア市場の半分を占めています。2020年には250万人に達すると予測されています。

この巨大市場を狙って、海外のクルーズ会社はどこも中国にクルーズ船を投入し、上海や天津などの発着クルーズが増えています。こうしたクルーズの多くが日本や韓国行きの短期クルーズで、福岡などに何千人という中国人乗客が押し寄せる事態を引き起こしています。

来年には中国人向けの船も登場します。三世代で家族旅行をする中国人乗客が多いことから家族向け客室を設置し、麻雀ルームや広東料理レストラン、飲茶バーを設け、ショーも中国人向けのものを提供するそうです。船内の公用語は中国(北京)語らしいですので、中国語を勉強している、上達させたい、という人は挑戦してはどうでしょうか。

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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