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有元美津世のGet Global!

後悔しない人生を2016.11.22


昨年、30年前に知り合った日本の知人Yさんからメールが届きました。お互い、どこでどんな生活をしているのかも知りませんでしたが、Yさんは私のことをネットで調べて連絡してくれたのです。

最後に会ったのは、私がアメリカに渡る前、Yさんが30歳くらいのときでした。非常に豪快な人で、海外に住んだこともあり、英語も話せます。それで、私は彼女が英語関係の仕事でもしているか、海外を飛び回っているかとでも思っていたのですが、その後、結婚して主婦になったそうです。

私はYさんとは30年前にも数回しか会ったことがなく、それほど親しい仲ではなかったのですが、今回、彼女と会ってゆっくり身の上話を聞くことができました。
現在、60過ぎのYさんは、地方の非常に性役割意識の強い家庭で、何かにつけて親に「女なんだから」「女のくせに」と言われて育ったそうです。そうした家族から逃れるため、東京の四大に行きたかったそうですが、親に反対され、関西の短大に進学しました。
その後、海外で2年働き、日本に戻って四大に編入して卒業。大学院に進むつもりが、お父さんが病気になり、その介護のために実家に戻らざるを得なかったそうです。その後、結婚したのですが、3人のお子さんは皆、成人し、今では趣味に生き、何不自由ない生活を送っているように見えます。


ところが、「いつも自分の人生を生きようと思ったら、何かが起こってできなかった」「実は〇〇がしたかったが、△△の理由でできなかった」と、どうも自分の思い通りの人生を送れず、悔いがあるようです。「私は30年間(家事、子育てをして)トンネルを掘っていた」「私は飯炊きババアですから」と自分を卑下しながら、(我が道を思い通りに生きてきた)私に対する妬みのような発言も…

 

どうやったらできるかを考える


こうした後ろ向きの発言は主婦には限りません。サラリーマンにも多いですね。
私は、これまで「本当は起業したかったが、〇〇の理由でできなかった」という人たちに、山ほど出会いました。できなかったことの言い訳を考えている暇があれば、起業の前に立ちはだかる問題をどうすれば解決できるか、できないことをどうやって可能にするかに時間や労力を割くべきで、それでこそ起業家です。「なぜ、できなかったか」を延々と語る人は(そんなことを語って何になるのか?)、起業に向いていない、本気で起業する気などないと言わぜるを得ません。


上記のYさんも、大学院で勉強したいのであれば、今からでも遅くはありません。最近、大学や大学院で勉強する中高年は珍しくありませんし、シニア枠を設けている大学もあります。

60過ぎでも、人生は、まだ20年以上ある可能性が高いのです。20年あれば、いろいろなことができますね。60で定年退職後、昨年、日本語教師の資格を取得した知人は、今夏から中国の大学で日本語を教え始め、夢をかなえました。

まだ20代、30代の皆さんの場合、可能性は無限大です。やりたいことをやらない言い訳を考えるのではなく、やりたいことをやるためにはどうすればいいかを考え、実行してください。先日、書いたように”We're our choices”。 どんな道を選ぶにしろ、後で後悔して愚痴ったり、他人を妬んだりすることのない人生を送られますよう。

 

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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