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英会話力より英語読解力(3) ─ 多読で英語力向上2016.10.25

 

2回にわたり、「英語で情報を収集しよう」と書きましたが、「そんなこと言われても、日本語ニュースを読むように日常的に英語のニュースを読むのなんて無理」「続かない」という声が聞こえてきそうです。

The Japan Times STやAsahi Weeklyなど日本の新聞社が英語学習者向けに出している英字新聞は、どうしても日本国内のニュースが多いので(日本のことを英語で伝えるのには役立ちますが)、できれば海外の情報を入手するには海外の媒体を利用した方がいいです。

役に立ちそうな英語学習者向けニュースサイトを下記に挙げておきます。

 

News in Levels – World News for Students of English

 英語の難易度がLevel 1~3まで分かれていて、自分の英語のレベルでニュースを読んだり、聴いたりできます。

 

Breaking News English

  Level 0~6まであり、上記サイトより難易度の高いニュースが多いです。

 

BBC Learning English: Lingohack

    BBC World Newsからヘッドラインを拾い、動画のニュースとその書き起こし(transcript)が表示され、そこに出てきた単語のテストも付いています。

 

Graded Readerを活用

時事英語を読む前に「語彙を増やしたい」「基本的な英語読解力を身に付けたい」「英語で読む習慣をを身に付けたい」という人には、下記の方法もあります。

私のツイッターのフォロワーさんに、英語力向上のために英語でブログを執筆しているKenさんがいます。Kenさんは今年、洋書を読んで、ブログで書評(Book Review)を書き始めました。今年の4月から始めて、これまでにJ. Austenの『分別と多感(Sense and Sensibility)』やO. Wellsの『1984年(1984)』など数々の名作を含め書評数は53本にのぼっています。これは月9冊という驚くべきスピードで、一時は週に何冊も読まれていて「よく、これだけ読めるな」と思っていたのですが、聞いてみると「読んでいるのはGraded Readers」とのことでした。

Graded Readerというのは、英語学習者の多読用に、語彙を制限し、分量や文章を調整して、英語のレベル別に読みやすくした書籍のことです。古典から現代小説、ノンフィクション、映画タイトルまであります。なお、電子書籍でダウンロードして読めるものもあります。

代表的なGraded Readersを挙げておきます。KenさんはPenguin Readersを使っているそうです。

 

Cambridge English Readers

Macmillan Readers

Oxford University Press

・Pearsons Graded Readers

Penguin Readers

 

「語集を増やしたい」といって、受験勉強のように単語を丸暗記しても、その単語の使い方は身に付きません。単語は文章の中で学ばないと、使用法、Collocation(連語、語の配列)が身に付かないのです。

日本語の新語でも読んだり聞いたりしているうちに、「ひょっとして、こんな意味?」と理解できるようになり、次第に自分でも使いこなせるようになりますよね。

先日、「英語でアウトプットするには英語でインプットする必要あり」と書きましたが、ツイッターの英語を見る限り、多読を始めてからKenさんの英語力は確実に伸びています。英語で読むことによって、英語読解力だけでなく、英語文章力も身につくのです。日ごろ英語で読んでいないで、突然、英語で書けといっても無理な話です。

私も中学から週刊英字新聞を読み、海外文通をし、米大学院で週に数冊本を読んでレポートを書くことによって、英語の文章力を身につけました

少しずつでもいいので、ぜひ、毎日、英語を読むように心がけてください。

 

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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