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有元美津世のGet Global!

和製英語に気をつけよう(25) ─ 「チャレンジ」2016.09.20

 

「チャレンジ」もすっかり日本語として定着していますが、「新しいことなどに挑戦する」という意味で使われますね。しかし、英語のchallengeは主に「異議を申し立てる、事実や正当性を問題視する」という意味で使われ、またスポーツでは「(相手に)試合を申し込む、挑む」という意味で使われます。

ですから、「夢にチャレンジする」といった意味ではchallengeは使えないのです。これは、下記のようにいろいろな形で表現できます。

 

 I’m going to work toward my dream.

 I’ll do my best to achieve my dream.

 I’m going to work hard to make my dream come true.

 

「東京五輪にもチャレンジしたい」I’m going to work hard to get back to the Olympics in Tokyo.

 

「はじめてTOEICにチャレンジする」 This is my first time to take the TOEIC.

 

「何にチャレンジするか」が明らかでない場合は、下記のように「自分に挑む」という意味の”challenge oneself”が使えます。

 

「もっとチャレンジしていきたい」 

I want to challenge myself more.

I want to keep challenging myself.

 

「選手らの世界舞台での大健闘は、私たちにチャレンジすることの大切さを教えてくれた」

 The athletes’ great achievements on the world stage showed us the importance of challenging ourselves.

 

「思い切ってチャレンジしてほしい」

 I want them to try their hardest.

 I want them to do their best.

   I want them to challenge themselves.

 

「あとはチャレンジするだけ」 All I can do is go for it.   All I can do is give it a try.

 

チャレンジャー

 

日本語の「チャレンジャー」は「チャレンジする人」という意味で使われることが多いですが、英語でchallengerといえば、アメリカでは1986年に打ち上げ時に爆発したスペースシャトルやDodgeの車種を思い浮かべる人が多いでしょう。

英語のchallengerも「挑戦者」という意味はあるので、スポーツでは使えます。

 

Champion Jessie Vargas vows to beat challenger Manny Pacquiao.

(王者ジェシー・バルガスは挑戦者マニー・パッキャオを倒すと 。)

He is the strongest challenger to Bolt. (彼がボルトには一番の強敵だ。)

Now she has a serious challenger.(彼女に強敵が現れた。)

 

この意味では、政治でもよく使われます。

Mr. Ishiba is considered a likely challenger to PM Abe.

(石破氏は安部首相の打倒候補と考えられている。)

The mayoral challenger promises reform of city hall.

(その新人市長候補は市政の改革を約束している。)

Incumbent Aiko Shimajiri was ousted by challenger Yoichi Iha.

(現職の島尻安伊子氏はと新人の伊波洋一氏に敗れた。)

 

それ以外は、下記のように様々な表現で表す必要があります。

 

「世界に立ち向かうチャレンジャーであり続ける」

 I want to keep challenging the world’s best.

 

「君はチャレンジャーだな」

 You’re brave/bold.    You have guts.

    

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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