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有元美津世のGet Global!

和製英語に気をつけよう(10)–FC2014.10.14


先日の記事
で「FCオーナー」について触れましたが、フランチャイズチェーンの略語として使われる「FC」は和製英語です。フランチャイズのオーナー(加盟店)は、英語ではfranchise owner”または”franchisee”と呼ばれます。フランチャイズ本部は”franchiser”です。
  
海外で“I’m an FC owner in Japan”と言った日には、”Do you own a football club?!” “Which club do you own?”という返事が返ってくるかもしれません。

というのは、英語で”FC owner”といえば、「サッカークラブ(Football Club)のオーナー」のことだからです。(米語の”soccer”は、イギリス英語では”football”であり、アメリカで”football”というと、アメリカンフットボールを指します。)

サッカーファンであれば、FC Barcelonaを知らない人はいないですね。また、下記のような表現を目にしたこともあるでしょう。

“Liverpool FC owner John W. Henry created a Twitter meltdown” (metro.co.uk)

“Former Rangers FC owner banned as director” (スコットランドのFC)(www.ft.com)


なお、”FC”はラグビーでも使われ、たとえばイギリスのHull FCはラグビーのクラブです。

ファーストフードチェーン

先日の記事ではマクドナルドの話も出たので、ファーストフード店についても触れておきましょう。

「ファーストフード店」を直訳して”fast food store”と表現している人もいますが、飲食店に”store”は使われません。(”Food store”は食料品を販売する店です。)”Fast food restaurant”が一般的です。ただし、サブウェイなどのサンドイッチ系は”sandwich shop”と呼ぶこともできます。

また、マクドナルドは、日本では略して「マック」(関西では「マクド」)とも呼ばれますが、アメリカでのニックネームは”Micky D’s” です。(なお、これはマクドナルド社によって商標登録されており、甥の名前ニコラスにちなんで”Nicky D’s”という名前をつけたレストラン経営者の元には、マクドナルド本社より「使用をやめるように」との書簡が届いたそうです。)

アメリカでは、同チェーンの有名な黄金のアーチを指し、“Golden Arches”とも呼ばれます。イギリスでは”Maccy D’s”と呼ばれ、オーストラリアでは”Macca”と呼ばれるそうです。

ケンタッキーフライドチキンは、アメリカでは、通常、”KFC”と呼ばれており、「ケンタッキー」というと、たいていの人はケンタッキー州を思い浮かべるでしょう(同社の本社はケンタッキーにあるわけですが)。KFCは、元々、略称だったのですが、揚げ物は体によくないという風潮が広まり、”Fried”を社名から外すために90年代に正式な社名となりました。なお、アメリカのKFCには、サンダース氏は立っていないです。(笑)

サーティーワンアイスクリームも、アメリカでは社名の”Baskin-Robbins”と呼ばれるので、「サーティワン」は通じないです。ドミノピザは、正式な英語名は”Domino’s Pizza”でアポストロフィーSが付いており、通常、”Domino’s”と呼ばれます。

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この記事の筆者

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など多数。

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