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SMARTなゴール(2)

外資系では年初に今年1年のゴール設定をするところが多いと思います。なんでゴール設定なんてするのか?というと、まぁ外資系といえば実力社会ですからねぇ。合意したゴールがなくては納得する評価ができにくくなるわけです。それからもう一つの大きな目的はその人のキャリア構築のためでもあり、また成長のためにもゴールを設定するんですね。

ではいったいどうやってすればいいのでしょう?それはSMARTなゴールを設定することです。評価されやすいゴール設定とはいかに?

外資に勤めてなが~い私はもう慣れたもの。はいはい、「今年は赫々云々以下の3つの事をやりたいと思います」ってな具合に案外簡単に書いています。でも書きなれない人にとってはとても難しいようです。

ゴール設定の基本といえば、SMARTなゴール設定です。ゴール設定をいつもやっている方だと聞いたことがあることでしょう。賢いゴールって何?って思っている方はぜひグーグルで検索してみてください。

大まか↓のような定義が出てくると思います。

Specific 具体的、わかりやすい
Measurable          = 計測可能、数字になっている
Achievable = 達成可能な
Realistic = 現実的
Time-bound 期限が明確

さて、このSMARTゴール設定、評価してもらいたいのなら、ぜひやりたいものですよね。

数字で勝負している営業やトレーダーだと案外わかりやすく、簡単かも。

●  10億売上を上げる

●  30人新規顧客開拓をする

●  3本新規商品を作り上げる

彼らは常日頃なんぼ設けているかが評価に直結しているし、そういった数字も会社としてトラックするようになっているので、個人も目標が立てやすいし、わかりやすい。評価もしやすいってもんだ。

私が長く属していたオペレーションの分野となると営業とかトレーダーとは違って売上をあげる部署ではないので、目標を立てとなるとコスト削減関連が多くなる。

●  10億コストカットする

●  効率化をして5%人材を減らす

でもなかなかこういった数字で目標が立てにくいので(そもそも会社としてこういった数字目標が無いところも多いようですし)、実際には効率化をするための手段(例えばアウトソースするとか、システム化するなど)を書いていくことが多いようです。

私が現在所属しているコンプライアンスだとまた別の角度となり、法令順守関連のプロジェクトなどがゴールにあがってくる事が多く見られます。

●  業務改善命令に伴うプロジェクトXを完成する

●  法令改正に伴うシステム化、プロセス構築を行う

などなど。

出来る限りSMARTなゴール設定のほうが上司も自分も評価がぶれないし、達成した時のアピールもしやすくなります。なので、ご自分の会社で、もしゴール設定をするような事があるのなら、SMARTなゴール設定を心がけることをお勧めします。

次回は私が今までみてきたゴールの中で受けが良くなかったゴールをいくつか紹介したいと思います。外資系では残念なゴール設定の典型です。

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横浜リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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