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世界最大規模のロジスティックスソリューション企業 ワレニウス ウィルヘルムセン社が HR (アシスタント・マネージャーまたマネージャー) を募集
1999 年 7 月、スウェーデンのワレニウス ラインズ社とノルウェーのウィルヘルムセン ラインズ社が均等出資して、ワレニウス ウィルヘルムセン(以下、WWL 社と略)が設立された(本社/オスロ、ストックホルム)。 世界の輸送 ・ 物流業界のパイオニアとして、また海運業界全体のけん引役として知られている同社は、車両 ・ 機械 ・ プロジェクトカーゴ ・ コンテナなどを中心に、あらゆる貨物の輸送に対応する 60 隻以上もの船隊を保有する。現在は海上業務だけでなく、陸上業務にもサービスを拡大し、両者を併せて、毎年 300 万台を超える車両を輸送しているのだ。 そもそも同社が 「パイオニア、けん引役」 としての地位を確立したのは、約 30 年ほど前に「RoRo (ロールオン / ロールオフ ) 技術」 などの独自の輸送技術を持った船隊を開発したことにある。これは、極端に長い貨物、例えば鉄道車両やコンベヤーベルトなどを、安全かつ品質を損なうことなく輸送するというもの。 もちろん、こうした独自の技術開発は、常に顧客の立場からビジネスのあり方を試行錯誤できる、社員 1 人ひとりの力が支えている。今後も、グローバルな「ビジネスと人」のネットワークを生かした、社員らの「革新的な発想」に基づくソリューションが、次々生み出されていくことだろう。
今回、同社が募集するのは、総務 ・ 人事を担う事務系スペシャリスト。 同社(日本)の社員は約 90 人。その統括的業務はもちろん、アジア拠点地域の、中心的な存在となることも求められる。具体的には、中国 ・ タイ ・ シンガポール ・ 韓国オフィスを包括する「アジア統括拠点」として、次の活動を行う。社内研修の検討、計画、アレンジ/人事制度の構築、指導/人材採用、教育/パフォーマンス評価システムにかかわる実施および指導/ WWL 社全体で導入されるヒューマンリソースおよびコンペテンスデベロップメントにかかわるプロジェクトなどだ。 目標は、本社とアジア地区の中継となって、これらの業務を自ら実施、発展させること。 いわば、日本を含めたアジア拠点地域の、組織づくりと体制強化のための業務全般を担わねばならない。 同じアジア地域とはいえ、文化も仕事のバックグラウンドも、各拠点によって異なる。本社から支持のあったプロジェクトの意義や、その内容をいかにわかりやすく伝えるかが問われるのだ。 単に、社内の事務業務を型どおりにこなすのではなく、いわば社内のエヴァンジェリスト(伝導師)として活躍することになると捉えた方がよいだろう。 同社の人材に対する理念は 「企業の力は人」。 この仕事に就く人自身の力もさることながら、アジア拠点地域の社員すべての力を引き出す能力が問われる。
地下鉄大手町駅の真上にあるビルの 5 階に、同社のオフィスがある。 最近話題の丸ビルも近く、皇居の濠へも行きやすい。天気のいい昼休みは、リフレッシュを兼ねて、散歩などもいいだろう。同社の社員は、派遣社員も含めて約 90 名。外資系ならではの広々としたオフィスレイアウトで、個人スペースはパーテーションで区切られており、落ち着いて仕事に取り組める。 事務系スペシャリストの役割は、日本のみならずアジアの各地域に渡るうえ、本社とのやりとりも頻繁であるから、英語能力は必須である。 本人の希望に応じ、各種セミナー、勉強会への参加も積極的にバックアップしている。 やる気次第ではさらなるスキルアップがはかれるはずだ。
WWL 社は、世界規模のネットワークを持つ輸送企業である。 これまで、顧客ニーズに柔軟に対応してきた結果、他社では類を見ない独自の技術を駆使した船舶を保有している。 例えば、同社が輸送しているのは、大きさ・重量では最大級といわれる 「発電機」。またアメリカズカップやボルボ・オーシャン・レース、オリンピックの競技者らが試合で使用するためのヨット。 中でも、驚くのは 「スペースシャトル」 の海上輸送をしたという事実だ。 こうしてみると、自動車、重車両(建設機械、トラックなど)、特殊車両(機械類、林業産物など)、コンテナなどの貨物はもとより、「WWLが運べないものはない」といってもよいだろう。 同社では 2000 年に、ISO9001 : 2000 認証を取得。輸送のプロとしての経験や技術知識を集約した「 Cargo Handling Instruction 」(貨物取り扱い指示書)を独自に作成して組織全体に広め、サービスの均質化と高品質化に努め続けてきた結果だ。 また、地球上のどこでビジネスが発生しても、現地の文化・商習慣に詳しいスタッフが対応するという「現地主義サービス」を、世界60カ国以上にある拠点すべてで徹底。同社が ISO9001 : 2000 認証というステイタス、つまり企業力をつけてきた背景には、企業としての実績(船隊保有数など)だけでなく、こうした社員らの努力があるからにほかならない。 多くの場合、顧客は、貨物を運んでもらおう、ビジネス契約を結ぼうとする相手企業の質は、そこで働く人たちの質で判断するもの。 そして信用度が高く、実績も競争力も十分な企業と評価される企業には、信頼できる、経験豊かで有能な人材が多いものだ。 同社に応募する人は、ぜひこの点をしっかりと踏まえたうえで、臨んでほしい。