グローバル転職NAVI
元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。本日は、キャリアの方向性を考えている方のご相談について、アセスメント・ツール「ルミナ」を使って解説します。
※この記事は本人の了承の下に書かれています。
本日の相談者は、日本企業でITサポート及び総務をしている27歳の女性、鮫島さん(仮名)です。大学卒業後、大学で事務をしたのちカナダでワーキング・ホリデーをしていました。仕事の内容は、日本の銀行でのITヘルプ・デスクでした。日本へ帰国してから転職活動をスタートするに前に適職を知りたいというご相談です。
まずは宮地さんの4つのクオリティを見てみましょう。 |
鮫島さんの8つのアスペクトを見ると「内向性」が大きな特徴であることがわかり、前出の結果とも符合します。 |
本人にも積極的には人と関わりたい欲求はないとわかったので、ITツールを使って社員の役に立てる、ITヘルプデスクの仕事で次の就職先を探すことになりました。 |
最後に鮫島さんの24のクオリティを見ます。
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赤の「タフ」(メンタルにタフ)と「競争心がある」の日常の数値がだいぶ下がっていることが心配です。現在、海外でワーホリをしていてプレッシャーが低い環境にいるからかもしれませんが、精神的に疲れている、もしくはモチベーションが低い状態での就職活動は理想的ではありません。面接ではエネルギーがある印象の方が有利です。もう少し自分を立て直してから、就職活動に取り組んだ方がいいでしょう。
人間重視の「緑」のスコアがおしなべて高いです。業界を選ぶ時に「教育・医療・SDGs」など、「サポート、育成」がキーワードになる企業を選ぶと精神的な満足感が高いです。競争が激しい業界を避けると、鮫島さんは穏やかに仕事ができます。
データだけを見て適職を決めることは時に危険で、対話をしながら本人の「好み」を反映させながら決めていくことが大切になります。勤務先が扱う商品に共感できるか自社製品を好きと思えるかは、職場で辛いことや理不尽なことが起きた時にどのくらい許容できるかに影響します。他の人と比べないで、自分にとってのベストの職場・仕事を見つけられますように。
キャリアの方向性を考えるためにどんな職種・業界・職場が自分に合っているかを知りたかったら、こちらをご覧ください。
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日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師
株式会社AT Globe http://atglobe.jp/
強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。