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花野 桜のキラキラ女性錬金術

お弁当作りから学ぶ仕事術2016.12.20


みなさんは日々のランチをどうされていますか。男性であれば、外へ出かけたり、ご結婚されている方はお弁当を持たせられたりなどがスタンダードだと思います。私が十数年前、20代後半だったころ、食べる時間を創出できなかったころ頻繁に体調不良に陥り何度か病院で診察を受けましたが処方とともに毎回、規則正しい生活習慣について論じていただきました。そこから働き盛りの独身女性のお弁当ライフがスタートしました。当初は思ってもいなかったのですがこのお弁当作りが私の仕事術の進歩にも役立ったのです。今回は、お弁当作りと仕事のリンクについてご紹介します。

スケジュール帳と冷蔵庫は容量が大事


お弁当作りを始めようにも、その作業に充てられる時間も少なければ経験もなかったので早速本屋さんへ資料を調達しにいきました。そこで購入したのが、作り置きお弁当術という類の本でした。その本通りに、作り置きの食材を購入してきたのですが自宅に到着してすぐに失敗に気が付きます。なんと冷蔵庫に食材が入りきらないのです。本に出てくる冷蔵庫と私の冷蔵庫では大きさが違うのでストックできる食材の量が違うのです。ここで得た学びは、スケジュール帳と冷蔵庫は似ているなと、主婦になり作り置きの達人になった今では思います。冷蔵庫にストックするのも、スケジュール帳に予定を入れるのも隙間の見極めと全体容量をしっかり把握しなければ溢れてしまうということでした。

予算管理は大事


食材を購入した私はもう一つ失敗に気が付きます。商品を買うことに必死で予算管理ができていませんでした。後々気が付いたのですが、初回のお弁当の原価が何と650円ほどになっていました。こうなるとランチに出てしまった方がいいのではという価格になり、使いきれず破棄する食材も出てしまいました。仕入れコストに関しての意識の低さを感じ、これも仕事においても見直すことにしました。コストを単純に下げるだけでなく、浮いたコストでチャレンジできることや、後々浮いたランチ代で映画を見に行けたりするようになり、さらに気が付くこととなりました。ケチることとは違うと思いますが、金額をじっくり見比べて判断することも大事です。

調理時間で工数管理を学ぶ


作り置きに関しては当然裡調理に結構な時間を取られます。初回の調理時間はなんと2日がかり。食材を買い夕方帰宅した私は、そこから調理を始めなんだかんだと23時を迎え、調理と洗い物を残して初日は終戦。普段慣れない調理のせいなのか翌日の昼まで寝てしまい、午後から調理を再開し作り終えたのは20時でした。容易として2つあると思います。1つは、私の調理技術の低さ、そしてもう1つは工数管理の弱さでした。調理には、調理器具が必要ですが、当然使いまわす必要があります。煮込み系の料理には時間がかかります。その間、鍋を使うことができません。一人暮らしなので鍋も2、3個ありませんしコンロの口も限られています。お弁当の作り置きの為に一日使っているのでは費用対効果として明らかに見合いません。完成品は同じでも、調理工程や調理方法の工夫で使う時間がとても違ってきます。初回から10数年経った今では、1週間分を2時間ほどで作れるようになりました。これも仕事と同じです。大きなプロジェクトも小さな仕事も、やる順番や切り分けによって結果は同じですが工数が大きく変わってくることがあります。

 

今となっては、家庭の台所を守るという立場もあり半分は義務ですが、仕事にも活かせるところが多いので仕事術の洗練にも一役買っているので楽しみでもあります。何よりなのは、やはり自分で作ったほうが健康的なのは間違いないです。忙しくてサプリ等を活用している女性も多いと思いますが、食べ物から得る栄養の方が私は体にいいと思います。健康を第一に料理のスキルも仕事のスキルもお弁当で磨いてみてはいかがでしょうか。

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この記事の筆者

花野 桜

20後半から30代前半を仕事に捧げ駆け込み37歳で結婚&38歳で子宝に恵まれる。
外資系コンサルを中心に転職を重ね、女盛りの40歳を区切りに個人事業主としてコンサル業を開業。中小のオーナー企業を支援。短期的な付き合いではなく、企業の発展を最後まで見届ける覚悟で日々活動を行う。

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