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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

上司からの呼び出し - 人事異動(2)2015.03.17

  

前回は、突然本部長や部長に呼び出されて人事の話をされたことを書きました。

 

私が入社してから手塩にかけて育ててきたマネージャーの異動話です。私としては手放したくない!でも本人のキャリアのことを考えると手放すほうがよい・・・。

 

外資系では人事異動はいつでも起きることなので、いつでも対応できるように訓練されている私だが、それでもやっぱり痛いよなぁ~なんて心に思いながらも、OKを出した私。。。異動に関して基本的合意をしたとなると、次はタイミングの問題。この異動をいつにするのか?

 

以前私が働いていた外資系証券では、異動の話が出てから実際に異動するまでがめちゃ早かった。時には即日、長くても1か月。2か月もかかるなんてことがあると「あいつはできない」なんてレッテルが貼られてしまうこともありえた・・・。

 

現在私がいる外資系銀行は、銀行だから証券に比べると物事がかなり遅い。異動までに3か月なんてこともざらにある。ってなことで、今回のこの異動はいつぐらいかなぁ???2か月後?3か月後??

 

本部長は6週間後を指定してきた。再来月の1日というタイミング。XX君が抜けるということは、この仕事はこの人にやってもらって、あの仕事はあの人にやってもらってなんて頭の中で考えながら、まぁそこまで急な話しではないなぁ~と心で思っていた。

 

本部長はかなり無理を言っていると自覚があるようで(だって2か月3か月が普通だからねぇ。それに今うちのチーム、相当大きなプロジェクトを抱えていて、ただでさえ大変!って知ってるし・・)、「どうかな?横浜さん?6週間後って可能?」と弱めに打診してきました。

 

なんて、答えよう?「無理」って答えてもいいし、「せめて8週間にしてください」って答えてもいい。でもねぇ、ここは管理職の腕の見せ所だからねぇ・・・なんて考えながら・・・

 

「こういう事は、誰かがエイヤーとやらないと始まらないことなので、6週間後で異動しましょう。後は、チームでなんとかこなしますので、ご心配なく。」と返事した。

 

本部長大喜び!「横浜さん、えらい!」

 

上司である私の了解が得られれば、後は本人の同意を得て、目出度く異動が決定します。今回の異動は本部長が急いでいたので、本部長自ら本人に確認とって、即決定!異動日も当初予定の6週間後で決定決定!!!Done dealです!

 

外資系では人事異動はしょっちゅう。お役所みたいに年に2度なんて決まりもなければ、ある日突然降ってくる。だから、そういう時にいかに速やかに対応できるようにしておくかが、管理職としての腕の見せ所。

 

私がいつも、いつも心がけていることといったらこんな事・・・↓

 

  • ●  何かあったらすぐ声をかけられるように、周りを見て、良い人材を頭にいれておく。
     (事実、私がこの異動の話を聞いた30分後には、自分のチームへ引っ張ってきたい人に声かけていました。)

  • ●  自分のチームの人間がいなくなっても大丈夫なように、自分の知識を深めておく。
    異動案件に対応が遅い管理職の方の原因の一つは、誰が何をやっているかよくわからない、または誰が何をできるかわからないからです。この点を常日頃、抑えておけば、対応がしやすくなります(つまり管理職の腕があげられる)。

 

よっしゃ、6週間後の異動日までにチームを整えるぞ!変化はチャンス!このチャンスをどう生かすかは私次第。

 

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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