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横浜リサのもっと輝け!日本人女性

出世したいのなら ― エクスポージャーアップ術(2)2015.02.10

前回(出世したいのなら - エクスポージャーアップ術(1))はエクスポージャーをあげるために、上層部への報告など頼まれた場合は積極的にこなしていきましょうという話をさせてもらいました。

 

ただ、それはまだまだ序の口でそういった事を頼まれるのを待っているだけではダメ、もっと積極的にエクスポージャーをあげていくにはどうしたらよいかを、今回は更に考えてみたいと思います。

 

前回の終わりにも書きましたが、上層部へのエクスポージャーは「待っているだけでいいのでしょうか?上司が上層部とのコンタクトを取り計らってくれるまで待っていよう。大きなプロジェクトを担当させてくれるまで待っていよう。と待っていてはなかなか道は切り開かれません。出世したいのであれば、道は自分で切り開く!

 

ではどうやって??

 

上司が部下の事を考えてエクスポージャーを高めてくれるようなサポートを常にしてくれる人ばかりとは限りません。サポート上手な上司でさえ、忙しかったら手が回らないことだってあります。そんな時、自ら、上司が手間暇かけずに自然とエクスポージャーをあげられるような材料づくりをしておければ、話が進みやすいと思いませんか?

 

例えば社長から「プロジェクトXに関しては定期的に僕に報告してください。」と言ってくれたほうが、上司だってお膳立てしなくて楽ちんでしょう?

 

ならば、どうやって材料をそろえる?自分?

 

横浜リサが常に気を付けてアンテナを張っていることがあります。それは情報集め。いろんな情報集めがありますが、ここではプロジェクトの情報集めに関してお話しします。

 

今回社長が定期的に報告して欲しいといってくれたプロジェクトXとは、全社あげてのプロジェクトです。ニューヨーク本店が主導をとって、ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカ、日本とすべて参加!

 

アメリカ当局と「いついつまでにやります!」と約束してしまっているので、やらないわけにはいかない!し、失敗も許されない!!!「何人雇ってもいいから、何がなんでもやれ!」と号令がかかっているプロジェクトです。

 

グローバルで失敗してはいけないプロジェクトとあれば、まさか日本が足引っ張るわけにはいかんでしょう?まさか日本だけ期日を間に合わせられませんでしたぁなんて言うわけいかないでしょう?だから日本にいるアメリカ人社長がしゃかりきになって途中報告を欲しがるわけです。

 

だって、ニューヨーク本店から「一体全体日本は何やっとるんじゃなぁ~!!」なんて怒られてしまうわけいかないでしょう?責任問題!になって将来、自分が本国に戻れる可能性をつぶしてしまってはたまらないでしょう?

 

こういった大きなプロジェクトの担当にさせてもらえるように、自分をポジションニングをすることが積極的にエクスポージャーをあげていくことにつながります。私は情報収集することにより、どういったプロジェクトが大きくなりそうか常に鼻を利かせています。

 

実際、上記のプロジェクトだって、今となってはこのプロジェクトがここまで大きい!大切!って説明がつけられるんですが、当初このプロジェクトが始まった頃は、まったくそんな事なかったんですよ。

 

私の上司や、そのまた上司、ましてや社長はまさかそんな大きなプロジェクトだなんてつゆ知らず。ましてや定期的に報告をもらおうなんて気は、更々無し!そんな状況下、情報収集して鼻を利かせて大きくなりそうなプロジェクトだと判断し、そのプロジェクトの責任者となり、そして上層部のレーダーにまで乗っけていった。←これが私のやった事であり、ここの部分ができるようになれば、出世街道かなりまっしぐら

 

さて、どうやったら大きくなるプロジェクトかって感じることができるのでしょう?

 

数こなして、たまたま大きくなるのに当たるのを待つ?すぐ当たればラッキーだけどすぐ当たらなかったら、仕事ばっかりやってエクスポージャーは上がらないままですよぉ?ならば自分の嗅覚を鋭くして大きくなりそうなプロジェクトを探してみましょうよ!

 

海の向こうのほうでザワザワしているなぁ~。なんかものすごい号令がかかっているなぁ~。っていうのを日々のメールやミーティングや人との会話の中で肌で感じることができます。

 

場数を踏めば踏むほどわかりやすくなるかも。英語が話せて気楽に会話ができる相手を数多く海外に持つと、情報が入りやすくなるかも。

 

例えば、ヨーロッパのテクノロジーヘッドがこのプロジェクトに関してミーティングで話した。例えば、どこかでこのプロジェクトに特化するミーティングが持たれた。例えば「当局にxxをやれと言われた」とメールの片隅に書いてあったなどなど。

 

小さなヒントを見逃さず、組み立てていくと、どんなプロジェクトが立ち上がるか、どんなプロジェクトが大きくなっていくだろうかと想像がつくのはわかりますか?

 

メールやミーティングなどにもこういった情報はたくさん隠れています。それを見つけ出して、組み立てていければOK!情報は決して自分にわかりやすいように提供はされません。ヒントがそこら中にちりばめられているので、自ら収集して形にしていくことで、やっと意味のある情報になっていくんです。

 

このプロジェクトXが海を越えて日本に上陸した時には、私はわかっていました。「これは大きくなる」って。だから、上陸した途端、手をあげたんです。「私が責任者やります!」って。

 

?感もあるけれど、ちりばめられていたヒントを集めて考えた結果、大きくなるって思えたからこそ手をあげたんです。そして私の読みはあたりこのプロジェクトは大きくなりました。

 

大きなプロジェクトの担当者にもなれたので、これで上層部から定期的に報告を得られる事になるでしょう。エクスポージャーもあげられるでしょう。ってことは出世確定!

 

はい、かなり確立はあがったと思います。でもできたら後もう一歩努力ができると良いと思います。

 

え?積極的に自分から大きなプロジェクトに係っただけではまだダメなの?これ以上何をやれっていうの?横浜さん?

 

はい、実はまだまだあるんです、できることが。その辺はまた次回にお話することにしましょう・・・

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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