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女性管理職伝説(1)-家庭と仕事を両立させながら管理職はできない2014.11.18

最近よく見かける「女性は管理職になりたがらない」とやらの記事。深く考える前に26歳にして課長職についてしまった私めは不思議でしょうがない。。。。何々?どうしてなりたがらない?いったい世の女性は何を考えているんだ?記事を読むと管理職になりたがらない、理由がいろいろと書いてある。。。。

 

・ ただでさえ家庭と仕事の両立は大変なのに、更に責任の重い管理職はできない。

・ 管理職なんて責任が重くなるばかりで損。

・ 管理職なんてなってしまったらお先真っ暗、キャリアパス見えず。

 

などなど。。。

なんかねぇ、悲しいじゃぁあ~りませんか。っていうか、かなり↑って作り話に近いところがあるんじゃないのかなぁ??実際に管理職を経験している女性が管理職にならなければよかったって言っているのなら、それなりに真実味があるのかもしれないけど、なったことがない女性が自分の思っているイメージでなりたくない理由を言っているのなら実態と違うのでは?と思ってします。やっぱり作り話でしょう!伝説でしょう!(ちなみに、英語ではこういったことをmythといいます。)

 

私は管理職になってよかったですよ(満面の笑み!)。26歳でいきなり課長職を仰せつかった時はびっくらこいたけど、やってみたらなんとも面白かった!それからというものの、私のキャリアはずっと管理職だったわけですが、管理職にならないほうがよかったなんて一度も考えたことがなかったなぁ・・・苦労がなかったとは言わないですよ。それなりに苦労はありました。だけど、それは管理職だろうと、そうでなかろうと味わった苦労だろうから、管理職になったから失敗だったとは、まったくもって思っていません、皆無です。これだけは、はっきり申し上げられます!(どや顔x2)。

 

なら、どうしてさ?ってみなさんは聞きたいでしょうね・・・ってことで、私の経験を何回かに分けて書いてみますね。その前に私が管理職になった頃のことを簡単に書かせていただくと・・・

 

冒頭でも書きましたが、私が課長職に就任したのは26歳の時。ニューヨーク本社で2年間のマネジメント・トレーニングを受け帰国した後、債券受け渡しチームを任せられました。まったく経験のないチームを任されたので、それはそれは大変(汗)!苦労一杯!涙一杯!初管理職でドタバタしているまっただ中、結婚をしたのが27歳の時、そして29歳で第1子出産。第2子もその2年後に生んでしまった次第・・・・ここまで言ったらみなさんわかると思うのですが、私としたことが、計画性0だったんです!

 

自分で考えて計画して、結婚はいつごろ、仕事はこんな感じ、子供は何人、何歳ぐらいで産もうなどとまったく考えもしなかった。もちろん家族でそんな話しをしたこともなし。もうあったのは勢いだけ!まだ若かったから、管理職!結婚!第1子出産!第2子出産!と連続技をしでかしてしまった。。。。(笑)

 

それではなぜそんなウルトラC難度の連続技が可能だったのかしら??振り返って考えてみると、たぶん、管理職だったからこそできた技なんだと思います。ありがとう!管理職!

 

管理職といえば、デイリーの仕事(日々行わなければいけない仕事)を持っていないというのが大きな勝因だと考えています。子育てをしているということは、早く帰って子供を迎えに行きたい!子供が病気の時や学校の行事の時は休みたい!などなどいろんな理由から会社にいる時間を短くしたくなるわけじゃぁないですか。デイリーの仕事にどっぷりつかっていると、自然と拘束時間も増える。なんていったって、会社にいないと仕事にならないデイリーが多いからです。ということは、会社にいる時間を短くしたとたん、周りに迷惑かけることが多々。周りに迷惑かけることで、「あの人はいつも仕事を放って帰っちゃう」とか、「あの人の尻ぬぐいをいつもさせられて大変」などと陰口たたかれたりして・・・こうなってくると精神的につらい。精神的につらいと仕事している意味あるの?なんて自問自答し始めたりする・・・子供にもつらくあたってしまったり・・・・ってことで結局のところ仕事を辞めようと思ったりする・・・

 

それに比較して管理職は?というと、デイリーの仕事が無いことが多い。偉くなれば偉くなるほどデイリーの仕事というのは無くなるから早く偉くなった者勝ち!なんてこともありえる・・日系の会社だとよくわかりませんが、外資系金融だと、だいたいそうです。私の場合もそうでした。管理職になってからは、デイリーの仕事はほとんど無し!つまり、管理職になったことで、自分の時間に自由がきくようになったんですよ。拘束時間も少なくなったから早く帰っても人にしわ寄せはいかず、おかげで陰口もたたかれずにすんだ。きっと、管理職だったから、結婚、出産2回のウルトラC難度の連続技ができたんだと思います。

 

私の周りでは出産をいつにするかを考える人が多くいます。若いうちに生んでしまうのか、それともある程度高いポジションの管理職になってかなり自由がきくようになってから産むのか。先ほども書きましたが、偉くなればなるほど自由がきくんです。だから両立も比較的簡単にできるようになる。これは経験をした人ほど実感していると思います。だから、みなさん管理職になったら両立できないなんて、作り話、女性管理職伝説ですよぉ!思い切って飛び込んでみてくださいませぇ!

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この記事の筆者

横浜 リサ

某米国リベラルアーツ大学卒業後、某外資系金融にて、業務畑で20年以上勤める。入社4年目にして管理職に抜擢されてからは、管理職道まっしぐら、日本・NY・アジアでのビジネス経験を持つ。「脱サラして、起業!」という思いをひっそり暖めており、リーマンショック時を機に、香港で自身の会社経営を実現。4年間の起業人生活の後、「50代の金融復帰・転職なんてまず無理でしょう!」と言われているこのご時世に、畑を飛び越えて(業務畑からコンプライアンス畑に)めでたく転職を成功させた珍しい人種でもある。中学3年で親の仕事の関係上、初めて海外デビューをした頃まったく話せなかった英語が今では日本語よりも得意になるほど。休日は山歩きを楽しむどこにでもいる山おばさん(山ガールと言いたいとこだが。。。)。七転び八起きをモットーに、2児のシングルマザーとして家庭と管理職の両立をしながら、女性が女性らしく働けるようリアルな現場を暴露、管理職道ノウハウを発信中。

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