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ななよづきのキャリア相談室

外資系へ転職し成功する人の3つの共通点2017.03.28


周囲を見渡して見ると、外資系へ転職して成功したなと思う人には、なるほどと思えるキャラクターというかスタイルのようなものがあるなと最近思うようになりました。もちろん会社によって異なるだろうし、社風や上司も様々なのでしょうが、それでもやっぱり同じ傾向があるなと感じたので、共通点を書き出し複雑に絡まる様々な要素の糸をほどいてみました。今回は、「外資系に転職して成功した人」の3つのcommon threads(共通の道筋)をご紹介します。

1.Fidelity(約束はまもらなきゃ)


外資系企業はいわゆる典型的な日本企業よりもコミットメントに対して大なり小なりきびしいと思います。本社のある本国ほどではないにしても、同じくらいきびしい会社が多いのではないでしょうか。日本的な努力・根性は一切評価してもらえないというわけではないのですが、成果に対してよりシビアだなと感じます。だからこそ女性にも大きなチャンスがあります。例えばこれだけの数値をやりますと計画して不達成に終わった場合、どうしても努力した過程にフォーカスして自分のことを評価してしまうことがあります(自分に都合よく、なかなかがんばったなと)。だけど本当に評価されるべきことは『コミットができたのか、できなかったのか』です。このようにしないと評価に不公平感がでてしまいます。それに、本国にこの人は良く頑張りましたと証明するにはどうしたらよいか?それは結果のビフォー・アフターです。それも数字入りで。私の周囲で外資での転職に成功した方はコミットメントに対するこだわりが強い方が多いと思いです。会社との約束は必ず守るという強い意志を持っています。そのため、会話の中でも文書、メールでの連絡もあいまいな表現をしない人が多く、細部にも信頼できる感じがにじみ出ています。

2.Flexibility(しなやかに)


これは外資系の宿命かもしれませんが、ローカライズにかなりこだわりがある会社以外は基本的に本国からの指示を受けた動きをとります。そしてこのような計画は日本の国内の事情が考慮されないときがあります。例えば、日本では年末はとても忙しいと思いますが、海外では日本ほど連休がない場合があります。そうすると日本ではとても忙しい師走に、さらに忙しくなるようなタスクが舞い込むことがあります。私も経験があるのですが、年末に新しい商品を投入する、システムを入れ替える、研修に本国に呼ばれるといったケースがありました。ここまで極端でなくとも、優先順位の考え方などいわゆる文化の違いによるコンフリクトが起きます。さらに言えば、上司が変わる、ステイクホルダーに大きな変化があったなど、環境がわかるケースが日本の企業よりも多いと思います。そういった場合にいちいち気にせずに前向きにフィットさせていけるようにしないと精神的にも大変です。そのため、外資で成功している方は置かれた状況下で、とてもしなやかに生きていると感じます。流されるのではなく、『自身の意志を持ってしなやかに』ミッションを遂行していく方が多いです。

3.Feasibility(実現可能性)


外資系企業に勤めていて、しかもマネジメント職の方は数値に強い方がとても多いのではと思うことが多々あります。スケジュールの管理と実施もすごく厳密だなと思います。「急いでやります」ではなく、「今週中にやります」や「明日の午前中までに提出します」というように、タスクに関しては期日を頼まずとも申告できるのも自身の行動を数値化できているからだと思います。あくまで傾向としてという意味なので、日本の会社が数値に弱いという意味ではありません。ただ、1.Fidelityで紹介したので、約束をするために実現可能性を瞬時に判断する能力は内資よりも外資のマネジメント陣の方が長けていると思います。外資系に転職して順調に出世している方はこのFeasibilityが高く、実績も持っている方ほど評価されています。だれも不可能なことを提示したり、資料に落とし込んだりはしないと思いますが、ここでいうFeasibilityとはプロセスを含めた実現可能性です。これを意識して動かないと外資で評価を得るのはかなり難しいでしょう。しかし、これがうまくできれば可能性は無限大。本国に呼ばれて海外勤務ということだってありうると思いますし、実際に実現した方もいます。結果が伴うようになれば海の向こうへも可能性が広がるなんて外資系勤めはやっぱり一度はチャレンジしてみる価値がある転職先だと思います。

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この記事の筆者

ななよづき

現在40代ど真ん中の1児のママワーカー。
外資系の企業を渡り歩き続け、ママ業本気、ビジネス超本気の人生を過ごす。企業人事の枠を超え現在は人事コンサルタントとして独立。常成長し続ける組織を作るために、中小企業から大手企業まで幅広く支援を行い、近年はダイバーシティー推進にも注力。『働く』に男性も女性もパパもママも関係ないを信条に日々活動。

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