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ななよづきのキャリア相談室

転職したいと思った時に考えるべき5つのこと2016.10.18


30代中盤を過ぎたころから、結婚の相談と転職やキャリアの相談の電話やランチの誘いが急激に増えてきました。20代の頃の私は、結婚も転職もお金だ!と声を張っていたのですが、今は違います!今回は、相談を受ける皆に私が伝える5つのポイントについて綴ります。

① 今の職場の『嫌い』なところ


端的な聞き方かもしれませんが、私は『嫌いなところ』という言葉を使います。その方が、心を開いて話しやすい環境を作れるということもあるのですが、転職したいよりも先行して辞めたいという感情があると思います。その『辞めたい』を、より具体的に言葉として引き出すための言葉が『嫌い』という言葉だと考えています。これまでこの言葉を使って出てきた答えをいくつか挙げると、

・上司が嫌い

・同僚が嫌い

・遠いから嫌い

・給料が上がらないのが嫌い

など、様々でてきます。転職したいと思うとき、この『嫌い』なポイントがなくなれば転職しないのかということを考えてみてください。5つ以上あるのであれば、転職することを進めますが、そんなに嫌いなところは多くはないはずです。この質問で、私が転職の相談にのる覚悟を決めるのは、『仕事が嫌い』という答えの時のみです。もちろん、他の4つのポイントによっても変わってきますが、ほとんどの場合ここでジャッチを付けます。

② 決意の確認


一番の肝は、決意です迷いがあっての転職はまず大成功することはないでしょう。なぜならば、転職後比較するのが転職前の会社になるからです。過去を振り返るのであれば、環境を変える必要はないです。転職をしっかり決意すると、比較対象はこれから採用を受ける企業群になるはずです。決意がないと、転職先候補同士を比較することができません。しっかり前を向けている状態なのかが重要です。また、転職に関してなんで『転職するのか』という質問も受けると思います。将来のことを考えて、スキルアップの為になどとポジティブなところだけ言い続けると疲れてしまします。決意を持った転職に間違いはないので正直に言いましょう。私が1社目を辞めて転職しようと決意したのは、同期の方が先に出世したことと、その同期に追いつくには転職した方がスピード感を持ってかつ給与も多くもらえるからという理由でした。正確に言うと、同期の出世=転職の決意、スキルアップ&給与アップ=転職活動して気が付いた事実といった感じです。

③ スケジュール


大雑把で、勢いだけ人間のような私でも、これまで働いてきた会社との関係性は大事にします。働いていくうえで頼りにできる存在は多い方がいいです。そのためにも、無理なスケジュールの転職はおススメできません。今の仕事を適切に引継ぎ、自分に最適な企業を見つけるための十分な時間を確保することが大事です。転職を決意したら、勇気をもって早めに上長への退職交渉をするか、上司が難しければ人事部への相談もいいでしょう。転職したいが、会社にも迷惑をかけたくないと理解を得れば転職活動に際しても、有休を取得して行うことができます。私の一度目の転職活動は、退職交渉前だったので、人材会社に行くのも、仕事終わりに面接に行くのも忍びのように周囲に目を配りコソコソとしたものでした。面接場所へ行くまでに集中力を使ったために、面接事態でのパフォーマンスが下がってしまったということも実感としてありました。さらに、内定後も退職交渉に時間がかかり入社日も再調整してもらうなどバタバタ感が抜けず、入社後はしばらく新しい職場の緊張感と疲弊感で働くことを純粋に楽しむことができませんでした。私のおススメは、退職交渉から入社まで3ヶ月くらいです。

④ 後悔は絶対する


転職は必ず後悔すると思いましょう。ネガティブなことを書くのだとお思いかもしれませんが、違います!転職の際にキャリアプランを立てる方がほとんどだと思います。キャリアプラン通りいく可能性は高くはありません、日々修正しながらビジネスライフを送る中でうまくいっていないと感じることもあり後悔するでしょうが、大丈夫です。後悔は誰しもするものですが、40代でバリバリ?働いている立場から言うと、②の決意を持った転職を行っていれば確実にキャリアアップしていきます。修正しながら客観的に自身を見ていきましょう。後悔することを恐れるな!です。

⑤ 転職3年後と3ヶ月後のイメージ


転職先に迷ったときの指標をも考えておく必要があります。もちろん、入社時の評価も大切になりますが、私は3ヶ月後と3年後のイメージを持てるところにした方がいいとススメます。まず、3年後のイメージからです。この3年後のイメージは、自身で考えるのではなく、入社を検討している企業の担当の方に聞きましょう。なぜ3年かというと、長いスパンで働くことを検討している姿勢が相手に伝わりビジョンをしっかり共有してくれるからです。そのビジョンを逆算して考えていきます。2年後の到達ポイント、1年後の到達ポイント、半年後と逆算し、3ヶ月後にやらなければいけないことが多い方を私は選んだ方がいいと思います。ビジョンがしっかりしている企業の方が、キャリアを組み立てやすく圧倒的に自身を成長させることができます。ふわっとしたビジョンでは、3ヶ月後で不安定な状況で働いていることも考えられます。

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この記事の筆者

ななよづき

現在40代ど真ん中の1児のママワーカー。
外資系の企業を渡り歩き続け、ママ業本気、ビジネス超本気の人生を過ごす。企業人事の枠を超え現在は人事コンサルタントとして独立。常成長し続ける組織を作るために、中小企業から大手企業まで幅広く支援を行い、近年はダイバーシティー推進にも注力。『働く』に男性も女性もパパもママも関係ないを信条に日々活動。

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