グローバル転職NAVI
憧れの外資系企業への転職。第一関門となるのはやはり面接です。倍率の高い採用状況の中で、いかに自分が即戦力として働けるか、コミュニケーション能力が高いかなどのポイントをきっちりと面接官にアピールする必要があります。その際、外国人の面接官の場合には、文化の違いによって気を付けなければいけない点がいくつかあります。
外資系に転職を考えている人は必見!外国人との面接で気を付けたいポイントをご紹介します。
外資系企業の面接では積極性を問われるからといって、やみくもに我が我がとアピールすればいいというわけではありません。面接に向けて事前にしっかりと準備をし、先に下記のような基礎的なことを今一度おさらいしておきましょう。
・時間厳守。緊急時に備えて連絡先などをメモ
面接に遅れてしまうのはもってのほかですが、電車遅延や道に迷ってしまったりするなどの緊急事態は想定しておきましょう。突然のことに慌てないよう、人事部の連絡先や面接官の名前などはすぐ取り出せるものに控えておくのが◎。
・華美ではない清潔な服装で
外資系では能力重視で外見はあまりチェックされない、というのは本当ではありません。その企業の従業員の服装がたとえラフなものであることを知っていたとしても、やはりスーツが基本。アクセサリーなどは控えめに、清潔第一の服装を心がけてください。きれいな靴下を履くなど、見えないところまで気を配りましょう。
・面接の初めと終わりの挨拶を忘れずに
外資系企業に限らず、面接の初めと終わりには、「このような面接の機会をいただきありありがとうございます」という感謝の挨拶を忘れずにしましょう。面接内容で頭がいっぱいかもしれませんが、貴重な時間を割いてくれた面接官への挨拶は、面接時のマナーです。
これらは当然のことと思われるかもしれませんが、基礎的なことだけに抜け漏れがないようにしっかりとチェックすることが重要です。これらをきっちり押さえるだけでも、落ち着きがあって安心感がある印象を与えることができます。
では次に、外国人の面接官の場合に特に気を付けるべきポイントについて見ていきましょう。外国人の面接官の場合、そもそもの生活習慣やビジネス習慣の違いがあるため、以下のことに注意する必要があります。
・握手は力を込めて、短く!面接中の手の位置にも注意
日本人にありがちなのが、そっと手を握ってそのまま握り続けるということ。握手に慣れていない人も、面接官との握手はギュッと力を込めて、1秒程度の潔い握手を心がけましょう。 また、面接時、特に男性の場合手を軽く握って膝の上に置くことがあるかと思いますが、これは腕組みをしているのと同様に「警戒」と取られてしまうのでNGです。自然な感じで手を揃えておきましょう。テーブルがある場合には、手首くらいまでをテーブルに軽く乗せて話してもOKです。
・英語力よりもコミュニケーション力。面接官の目を見て話す
英語面接の場合には、慣れない状況で戸惑ってしまうこともあるかもしれませんが、自分の言いたいことをアピールしつつ、面接官との臨機応変な会話のキャッチボールを心がけましょう。正しい英語を使おうと意識しすぎることよりも、面接官の目を見て意思疎通を図りながら、堂々と話すことが大切です。
・自己アピールは堂々と。謙遜や曖昧表現は多用しすぎない
外資系の面接では、一旦謙虚さや遠慮をおいておき、明確に堂々と自己アピールをする必要があります。しかし上のポイントでもあるように、面接はあくまでコミュニケーションです。自己中心的に過去の実績や能力を誇示すれば悪印象を与えかねません。事前にアピールポイントをよくまとめておき、それを適切に主張するよう心がけましょう。
また日本人の場合、たとえばこれまでの実績を話すとき「たまたま運が良かったので」「周りにサポートされて」などという謙遜をしてしまいがちですが、外国人面接官の場合「まぐれで成功した」「自分の力でやっていない」というような受け取られ方をしてしまう可能性があります。謙遜や曖昧表現はなるべく避け、自分の努力の過程や実績についてきちんとアピールしましょう。
・初回面接で、年収、ボーナス、休日などの待遇については基本的に質問しない
外資系企業の場合、強気で年収交渉を行った方が良い、ということを言われることがありますが、初回面接での積極的な交渉や質問は避けた方が無難です。待遇について面接官から聞かれる場合には、控えめにいう必要はありませんが、あくまで現実的なラインでの交渉を行いましょう。また外資系企業では年俸制を取っているところが多く、ボーナスという概念がない場合も多くあります。
このあとの段階で待遇について質問する機会はありますので、初回面接ではまず自己アピールと業務についての内容に徹した方が良いでしょう。
外資系企業では、人柄よりもスキルや経験を重視する傾向にあるということが言われますが、実際にはやはり「一緒に働きたい」と思ってもらうことが大切です。当然ながら、多くの人間同士が関わり合う組織の中で働くため、円滑にコミュニケーションが取れることも重視されるのです。
また、面接には事前の準備も重要です。エージェントによっては模擬面接を実施してくれるところもありますので利用すると良いでしょう。ここで挙げたポイントを押さえて、面接官に良い印象を与え、外資系転職を成功させてください。
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