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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

英語が話せるかどうかはわずかな差 : 自信があるかどうか2018.03.13


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。
主宰するグローバル人材塾に入門編ができました。それに伴い、エッセンスを凝縮した2時間のセミナーを開催しています。

講座はTOEIC650点以上で、「堂々と、相手の目を見て、英文法にとらわれないで英語を話す」ことを目標としています。セミナーはすでに3回終わりましたが、一番難しいのは、この「堂々と」の部分のようです。
TOEIC650点と謳っておりますが、実際にセミナーにお越しくださる方はみなさん750点以上かな?という英語力なのですが、人前で英語を話すのが苦手であるようです。

これには文化的な背景が大きく影響しています。ホフステードの異文化6次元モデルを使って説明します。文化を図る尺度に、MAS(動機づけ)とUAI(不確実性回避)があります。日本のスコアは、MASが95、UAIが92です。どういうことかというと、MASは「社会的な成功、例えば、昇進、高収入、競争に勝つ」などが文化として賞賛される傾向が高いかどうかを見るので、日本は「秀でること」が良しとされる文化であるということです。UAIは、簡単に言うと、「石橋を叩いて渡りたいか、叩かなくてもえいと渡れるか」ということで、日本人は、「石橋を叩いて叩いて、失敗しそうなことを前もって潰さないと前に進めない」ことを表しています。

MASとUAIが両方高い組み合わせが何を生むかというと、「失敗したくない、人前で間違えるのは恥だ」というマインドです。一言で言うと、完璧主義なわけで、外国語習得にあたり、著しく上達を妨げます。

かくいう私も、オーストラリアに2011年から18か月住むまで、完璧主義の日本人でした。帰国子女でない人が、完璧な英語を話すことなんて不可能なのに、自分の発音に日本人アクセントがあることを悩んでいたりしました。ある時、同僚のアメリカ人が、「Micky, ネイティブスピーカーが、外国人に完璧な英語を期待するわけないじゃないか。僕なんて英語しか話せないんだから、バイリンガルになろうとしている人たちを、それだけで尊敬するよ」と言ってくれました。

彼の一言は私に勇気をくれましたし、大事なことを思い出させてくれました。英語は単なるコミュニケーション・ツールであって、何を話せるかの方が遥かに重要だということです。多少、文法に間違いがあろうと、アクセントがあろうと、話の中身が充実している外国人の英語を、ネイティブはちゃんと聞いてくれます。

エドワード・ホールが提唱した、有名なハイコンクストvsローコンテクストの理論も、理解しておくと、いかに「堂々」としているように見えることが大事かがわかります。コンテクストとは、文脈の事で、ハイコンテクストの文化では、言語にはっきり表現されない含みが多いということになります。「空気を読む」「あ・うんの呼吸」「腹芸」などがこの典型で、お互いに言外に相手が何を言おうとしているのかを察する文化ということになります。日本は、世界の国を並べたとき、最も「ハイコンテクスト」な文化です。

比較してローコンテクストは、察する部分がないため、言いたいことをはっきり表現しないと、相手に伝わらない文化です。「察してくれよ」は通用しないわけです。欲しい物、やりたいことは、はっきり口に出さないと相手に伝わりません。口から出たままを、相手が額面通りに取るからです。

英語圏の国は、ローコンテクストに属しますので、自分の希望、YES/NOは、はっきり口にする必要があります。この時、おどおどしていると、そのままに取られて「自信のない、仕事のできない人」というレッテルが貼られてしまうので、心の中ではドキドキしていても表に出さずに、堂々と「見せられる」ことが非常に重要です。
ネイティブの前で、堂々と英語を話せますか? もし自信がなかったら、どうすれば「堂々としているように見せられるか」を、セミナーで体験してみてください。いよいよ、3/16(金)が最終回となりました。

詳細は http://atglobe.jp/lp


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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル人材プロデューサー/(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガンスタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でも無いが、TOEIC960点をマークし外資系でキャリアアップした自身の経験から、「なぜ」を細かく説明出来るところを強みとする。世人塾の他、グローバル・コミュニケーション、異文化マネジメント、リーダーシップ、組織分析など企業研修を行っている。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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