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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

自分を大きく見せられますか?2018.02.20


元・外資系人事部長、現・グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。
本日はアサーティブネスを記事にしたいと思います。


アサーティブネスとは、相手の立場に関わらず対等に率直にものが言える力のことを指しますが、一般的に日本人は「主張」するように育たないので苦手です。


私の周囲でも、どの程度アサーティブネスを発揮すれば良いか悩んでいる方々が少なくありません。Aさんは、一流大学を卒業している著名なコーチングのコーチです。お人柄にも優れ、本当に謙虚で素晴らしい方です。これは日本人が100人いたら100人が答えるであろう、Aさんの評価です。ただ、英語人から見ると、彼の評価は変わってしまいます。「Mr. Aは、ほとんど発言しないし、大人しくて意見がないように見える。いい人だろうことはわかるが、仕事ができる人なのかどうかが判断できない」になってしまうのです。


もう一人、日本・韓国・オーストラリアの経理を見ているBさんは、米系の外資に勤めているので、一般的な日本人と比較するとアサーティブなように見えます。でも実は、タフなインド人の上司と、これまたタフな中国人の部下に挟まれて悩んでいるのです。外資にいるのだから、ハッタリが必要なことは十分理解しているけれど、 10しかないことを18あるように言ったり見せたりする彼らについていけないし、どこかでついて行きたくないと思っている自分がいると言っていました。


人前で控えめなのは教育の影響なので、学生さんからして日本人は大人しいです。以前、名古屋大学宇宙工学科の博士課程の授業をもたせて頂いた時も、エクササイズを個人で行ったあと、クラスと回答をシェアすることをお願いすると、手を挙げてくれるのは常に外国人留学生でした。


では、手を挙げてくれた留学生たちは英語がペラペラか、彼らの答えは常に正しかったかと言うとそんなことはありませんでした。それでも、失敗を恐れない、やってみようという気概があって素晴らしいと思いました。講師の私や教授の前で自分をアピールしたい人もいて、「あぁこの年齢にして、すでに背負った文化による差が出るんだなぁ」と強く感じたことを思い出します。


日本は、「謙虚の美徳」が今でも尊ばれる国なので、「自分が自分が」と前に自分を押し出したり、「これが自分のアチーブメント」と誇らしげに言うことに抵抗がある方は多いと思います。どちらが良い・悪いではなく、文化が違うとしか言いようがなく、仕事の上では、求められている自分をある程度演じるしかないと思います。「能ある鷹は爪を隠す」が日本文化であるなら、「能ある鷹なら爪を見せろ」が英語圏の文化です。憶測しないと見えないような爪は、無いのと同じということです。


日本人の中にも、外向的な方・内向的な方がいらして、内向的な日本人の場合、自分を大きく見せることはより苦手かもしれません。あまりストレスにならない程度に、まずは控えめになりすぎず「自分の主張をする」、そして「自分の手柄はそのまま報告する」、曖昧な発言を避け「Yes/ NOをはっきりする」を繰り返していくのが良いと思います。英語圏は個人主義の国が多いので、「みんなで成し遂げました」とへりくだらなくて大丈夫です。


自分を大きく見せること、控えめにしすぎないことは、英語力とは関係ない心の持ちようなので、訓練でどうにでもなりますが、どう練習したら良いのかわからない方もいらっしゃるでしょう。グローバル人材塾・世人塾の入門編のオープンセミナーでは、2時間のセミナーの中でこのあたりもカバーしています。

英語人と対等に仕事ができるようになりたい方は、ぜひご参加ください。

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル人材プロデューサー/(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガンスタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でも無いが、TOEIC960点をマークし外資系でキャリアアップした自身の経験から、「なぜ」を細かく説明出来るところを強みとする。世人塾の他、グローバル・コミュニケーション、異文化マネジメント、リーダーシップ、組織分析など企業研修を行っている。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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