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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

多様性に対応する力 – 二人のグローバル人材育成家2018.01.16


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。

先日、素敵な方とお目にかかりました。シンガポールに20年近く住み、外国人に対して「日本企業で働くために理解しておきたい、日本人の価値観・考え方」を、アジアパシフィックで英語で講演・研修されてきたアジアのプロです。
 

私とは、同じコインの裏表のお仕事をされていて、興味深かったです。

私の仕事は、主に日本人を「多様性を受け入れ、英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材」に育成することです。外資系企業で困らないように、海外勤務で困らないようにという視点ですが、彼はインバウンドがお得意で、外国人が日本企業で長く勤められるようにという視点です。あるエアラインの外国人CAは全員、彼の研修を受けてらっしゃるとのこと。
 

過ごした環境・職場の影響は大きいと思ったのは、海外が長い彼の方が、ずっと日本をベースにして外資系企業に勤めていただけの私より、「日本的」だということです。オーストラリアのメルボルンに2011年から18か月住んでいた時、現地の日本人の方とメールのやり取りをすると、びっくりするほど丁寧な日本語で驚いたことを思い出しました。海外にいるからこそ、ご自分達の日本人としてのアイデンティティを大切にされ、母国語を大事にするのだと感じました。彼は日本に帰国されて7年になられますが、その時の感覚を今もお持ちなのだと思います。
 

私の方はと言いますと、日本にはおりましたがアメリカ企業に勤めていたことが一番多かったこともあり、純粋な日本人からは遠い人になっているかもしれません(笑)例えば、どう呼んで欲しいかですが、苗字で呼ばれて仕事をした経験が無い私は、「美加子さん」もしくは「ミッキーさん」と呼ばれたいと思っています。苗字だと距離を感じますし、違和感があります。Daijob.com社の担当の方ともファーストネームでやり取りさせていただいております。
 

友人も外資系企業のマネジメント職にいる、つまりは本社とやり取りする必要がある人が多く、相手に名前を覚えてもらえないと困るので、ファーストネームがシンプルならファーストネームで、英語で発音しにくい場合は英語のニックネームを持っています。帰国子女で母国語英語の友人とはメッセージのやり取りも英語でしており、日本人同士だからという感覚はありません。
 

お目にかかった彼も、ずっとアジアで外国人相手にお仕事をされているので英語名はお持ちですが、日本人同士のやり取りを英語名でやるのは違和感があるとお伝えくださいました。なるほど、それぞれに慣れ親しんだ仕事のやり方・好みがあるということですね。
 

私達はどうすることにしたかと申しますと、彼は私を「ミッキーさん」と呼んでくださる、私は彼を「苗字+さん」で呼ばせていただくということになりました。これぞ多様性へのリスペクト、自分の好みばかりを押しつけるのではなく、相手に合わせるです。お互いに、多様性とともに仕事をしてきた人間なので、双方が心地よい状況は何かフレキシブルに対応できるということでしょうか。
 

自分の好みを相手にはっきり伝えられるところは、外国人相手の仕事が長い二人の、程よいアサーティブネスの表れです。
 

今さらですが、多様性とは「人種」のことだけを意味する訳ではありません。日本人同士でも例えば、生涯、外資系企業勤務だった人と、日本企業勤務だった人では価値観も仕事のやり方も違うでしょう。要は、自分と違うバックグラウンドを持っている方との違いをどれだけ許容でき、柔軟に対応できるかどうかだと思います。
 

日々の仕事で、多様性を許容し強みに変えることで、スムーズな人間関係構築と生産性向上を実現させてください。

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル人材プロデューサー/(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガンスタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でも無いが、TOEIC960点をマークし外資系でキャリアアップした自身の経験から、「なぜ」を細かく説明出来るところを強みとする。世人塾の他、グローバル・コミュニケーション、異文化マネジメント、リーダーシップ、組織分析など企業研修を行っている。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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