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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

外資系に転職する際、面接でチェックされる仕草2017.10.10


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。最近、適性のご相談の他に、外資系に向いているかどうかのご相談を受けることが多くなりました。英語での面接で、英語慣れしているかを人事がチェックする二つの大きな仕草について今日はお話しします。

 

昨日、日本企業にお勤めの方とお話ししていて、「ミッキーさんは、相手の目をとってもしっかり見るんですね、ちょっと怖いです」と言われてしまい、大ショックでした。外資系企業に20年勤めて、コミュニケーション・スタイルがすっかり英語人化したのでしょう。彼女曰く、新卒の時に「3割は相手の目を見て、7割は視線を外す」と教わったそうで、その通りにやっているとのこと。

 

なるほど外資出身の私には、彼女のアイコンタクトが物足りないはずでした。英語でのコミュニケーションでは、相手の目をしっかり見ることが基本です。20年もの間、当たり前になった習慣なので、私は今さら切り替えることができなくなってしまったようです。自分の周りも外資系出身者が多く、どちらがいいとか悪いではなく、アイコンタクトがあることを当たり前として仕事をしています。

 

彼女からフィードバックをもらい、合点がいったことがありました。外資系人事で面接をしていた頃、最初の5分で違和感を感じる方は、手元で履歴書を見直すと見事に2パターンに分かれました。まずは、現在、日本企業にお勤めでこれから外資系企業に転職しようとしている方。もう1パターンは、エンジニア職などで外資系にいても、PC相手のことが多いのかそもそもアイコンタクトが苦手な方。どちらも、英語でのコミュニケーションに慣れていないことを意味するので、選考の際、同等のスキルをお持ちの方がいて英語でのコミュニケーションが必要なポジションなら、その段階でアウトになります。

 

外資系での面接となると、当然英語力がチェックされることもあります。100%チェックされるわけではありません。そうなると、どのような場合はチェックされる、もしくはされないかが気になりますね。100%チェックされるのは、ワーキング・ホリデーで海外に行った、もしくは語学留学をしたケースです。目的により、いろんな海外渡航スタイルがあって良いと思いますが、コミットメント・レベルが低いと見なされると、英語の勉強を現地でちゃんとしたのか疑問と思われがちです。微妙なのは、4年制の大学を卒業されている方です。一般論では多感な時期を英語環境で過ごすわけなので、英語はかなりできて当たり前なのですが、100%そうとも言い切れません。名前があまり知られていない大学を卒業している場合は、チェックされる可能性があります。大学院卒業者は、それなりの英語力がないとそもそも入学できないので、チェックされる可能性はまずないでしょう。

 

そしてここからが肝心なのですが、英語で面接を受ける時、英語を聞きながらうなづいてしまうと、英語でのコミュニケーションに慣れていないことが露呈します。日本語でのうなづきは共感力を示しますが、英語でのうなづきは「あなたの意見に同意します、あなたが言っていることは正しいです」など合意を表す仕草なのです。つまり、「あなたの意見に賛成できません」という趣旨の発言をしている傍らで、相手の話にうなづいてばかりいると、相手にとってYesなのかNoなのかが、わからないということになります。

 

うなづきながら他者の話を聞くことが癖になっている方は、とにかく気をつけてください。英語で話を聞いている時は、本当にそうだなと納得した時や、I agreeを表したい時のみ「うなづき」、それ以外の時は首を動かさないを肝に銘じてください。

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この記事の筆者

鈴木美加子
株式会社AT Globe グローバル人材プロデューサー

株式会社AT Globe グローバル人材プロデューサー 鈴木美加子

大学3年の時、自分だけが英語を話せないパーティーに海外で出席したのをきっかけに、帰国後英語を猛勉強。英検1級を取って、日本GE人事部に入社。モルガンスタンレー証券会社など外資系人事部を転職しながら、異文化コミュニケーション・スキルを磨き、日本DHLの人事本部長を務める。20年以上にわたる外資系人事部での経験、オーストラリア居住体験を基に、グローバルプレーヤーを目指す人材の、スキル・アップを支援する株式会社AT Globeの代表として活躍。新卒採用を含め1万人以上を面接しており、キャリア棚卸し、転職アドバイスなど、個の力を高めることに力を注いでいる。お茶の水女子大学卒業。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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