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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

他国の習慣は質問するのが一番2017.04.18


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。

最近、お通夜・本葬に参列する機会がありました。グローバル人材なら、自国の慣習を軽んじてもいいということにはならないとつくづく思いました。

 

参列した当時は、とにかく駆けつけたい気持ちが強くて、自分の服装などこれで良いのかと考えることもしませんでした。急なことで、参列された方々も同じだったと思います。

 

改めて調べてみると、女性の服装、特に洋服での正装にはいろいろ決まりがあるようですが皆さんご存じですか?

 

洋服 : スーツ、ワンピースと上着、アンサンブルが好ましく、光沢があったり透ける素材は望ましくない

バッグ : 布製が好ましいが、光沢や金具がない革製はOK

靴 : 低いヒールのある布製パンプスが好ましいが、光沢や金具がない革製はOK

ストッキング : 黒

アクセサリー : 一連の真珠かオニキスのネックレス、真珠のイヤリングは可。つけるのか、つけないのかどちらかにする

 

私は以前に一通り揃えたつもりでいたのですが、布製のバッグの方が良いことをすっかり忘れて革製のセカンドバッグを持って行ってしまいました。また当日、雨で少し寒かったのですが、春や秋に着用するコートの黒を持っていないので紺のコートにし、黒い傘がないのでなるべく地味な色にすることで何とか無作法のないようにしました。

 

男性の正装は、ブラックスーツ、黒のネクタイ、タイピンは目立つのでつけない、靴下と靴は黒にして足元が目立たないようにするというのが、喪主以外の方に該当する服装のようです。

 

お焼香の仕方は仏式の場合、流派によってだいぶ異なるようなので、前もってわかれば調べていくか周りの方の様子をよく拝見して、同じようにするのが無難かと思います。

 

個人的には、「形」より「心」だと思っていますが、お相手や親戚一同の皆様もあることなので、礼を尽くすこと、習慣に倣うことは大切ですよね。海外が長かったり外国人との関わりが長いと、形式ばることが煩わしいと思うようになる傾向もありますが、その国で求められている「慣習」を無視するようではグローバル人材と言えないと思います。

 

オーストラリアに住んでいた時、同じアパートに住んでいた友人が伯父さんを亡くし、葬儀に列席することになりました。私は海外で初めて体験する仏事だったので、彼女がどのようないでたちで参加するのかに興味があり、外出する前に寄って欲しいと頼みました。

 

現れた時、彼女は真っ青のワンピースにシルバーの大きなペンダントトップが付いているネックレスをしていて、私は卒倒しそうになりました。”Are you attending a wedding or a funeral?”と思わず聞いてしまったのですが、”What`s wrong?”と切り返されて本当に唖然。日本では黒が喪服の色だと伝えると、オーストラリアで黒い喪服を着るのは、アメリカのケネディ家に匹敵するようなクラスの人たちだけよと教えてくれました。

 

後で見せてもらった一族の写真には、大きな花柄のワンピースを着用している女性まで写っていたのです。基本的に地味にしないといけないというルールはないし、無地でないといけないということもないそうです。女性が気をつけないといけない点は一つだけ、肩が出ていないなど肌の露出がないこと。このルールを守ると、さすがに白い目で見られるそうです。

 

ところ変われば、本当に色々な習慣が変わるものですね。

 

外国人から日本の冠婚葬祭の習慣を聞かれたら、どうしたら良いのかわからない彼女たちの立場を思い、丁寧に教えてあげてください。ご自分が海外にいる時に冠婚葬祭を経験することになったら、一応、周りにどうしたら良いのかを聞いてみた方が良いでしょう。楽しいことの場合は良いですが、特に弔事で失礼なことをしてしまうのは残念です。外国人だからわからないだろうと、親切に教えてもらえます。

 

今日は仏事を例に出して、「他国の習慣がわからない時にはちゃんと質問する」についてお伝えしました。

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル人材プロデューサー/(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガンスタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でも無いが、TOEIC960点をマークし外資系でキャリアアップした自身の経験から、「なぜ」を細かく説明出来るところを強みとする。世人塾の他、グローバル・コミュニケーション、異文化マネジメント、リーダーシップ、組織分析など企業研修を行っている。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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