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元・外資系人事部長のグローバル人材塾

「ハッタリ力」を身につける2017.03.14


元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。
先週行った世人(せじん)塾のオープン・セミナーで感じたこと、「英語力だけでは足りない、ハッタリ力も大切」を今日のテーマとします。

 

オープン・セミナーは、主宰するグローバル人材塾・世人塾のエッセンスを凝縮した2時間版のセミナーで、リアルな実例とエクササイズが多いことが特徴です。最初は日本語のエクササイズで、後半は英語でのエクササイズになります。最後、全員の前で少しスピーチをしていただくのですが、トップバッターが英語ペラペラでは後の方がやりにくいので、それまでのエクササイズで英語力を判断して、一番英語力が高い方を最後にお願いするのが定番です。

 

先週の金曜日は、クラスで明らかに英語力が一番高い男性を最後にしました。ペアでのエクササイズの様子を見ていると、ダントツで英語力があるからです。

 

ところが! スピーチの段になると、「あれ?」レベルまで英語力が落ちてしまいました。明るい外交的な方なので、アサーティブネスが足りないというよりは、「ハッタリ力」が足りないのだと感じました。日本的な謙虚さは素敵ですが、英語で話している時にModestyは、相手に通じないし「実力が無い」と思われてしまうリスクがあります。

 

話している途中で内容に少し自信がなくなり、正直で謙虚な方なので「どうしよう、数字を覚えていない」になってしまったんだと思います。でも冷静に考えれば初対面同士で事の真偽は誰にもわかりませんし、研修で利害関係は全くないわけなので、嘘をつかない範囲で適当に話を続けたほうが良かったですね。私が彼に足りなかったのは「ハッタリ力」と言う理由が、ここにあります。

 

自分を大きく見せる力が英語圏、もしくは外資系企業では必要になります。「日本は能ある鷹は爪を隠す」ことを良しとしますが、英語圏は、「能が本当にあるなら、爪を見せてみろ」の文化なのです。推し量ったり、行間を読んだりしないローコンテクストの文化では、「爪は見せないとあるかどうかわからない」ことになるわけです。

 

昔、アジア・パシフィックの電話会議をしていた時、個人差はありますが一般論で言うとインド人、中国人はハッタリ力があり、日本人を筆頭にベトナム人、タイ人は苦手だと感じていました。ここぞという時に、自分をアピールして「本当かな?」と思うレベルに見せることができる人達を、すごいなぁと感心し自分もできるようにならなければと練習した時代もありました。

 

結果、アメリカ人相手にはかなりハッタリ力を使ってきました。それがスタンダードな文化なので、罪悪感を感じたことはありません。嘘はつかない範囲で自分をGross upすることはごくごく当たり前のことなのです。

 

ご自分を謙虚だと認識されている方は、英語になる時はその謙虚さを捨てるか最小限にしないと生き残っていけません。性分に合わない方ももちろんいらっしゃるでしょうが、もし、外資系で昇進していくことを目標にしているのであれば、そしてお勤めの企業が北米系であれば必須、ヨーロッパ系でもある程度は必要と言えます。アジア系の場合は、国によると言うことになります。

 

自慢話をしてくださいと言っているのではありませんので、ご注意ください。
英語人相手に、謙虚過ぎたり自信がない態度を見せないでくださいとお伝えしています。

 

「ハッタリ力」を身につけて、今日から英語でのコミュニケーションをさらにスムーズに進めましょう。

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル人材プロデューサー/(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガンスタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でも無いが、TOEIC960点をマークし外資系でキャリアアップした自身の経験から、「なぜ」を細かく説明出来るところを強みとする。世人塾の他、グローバル・コミュニケーション、異文化マネジメント、リーダーシップ、組織分析など企業研修を行っている。

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

英語でロジカルに発表・主張できるグローバル人材を一人でも増やし母国を元気にすることをミッションとし、世界で活躍する人材を育てる塾(世人塾)を中心に、法人・個人向けのグローバル人材育成事業を行う。

 

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