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鈴木美加子のグローバル人材塾

外資系で必要なスキル(12) – ユーモアのセンス2014.10.07


日本人は真面目な民族です。

それはそれで素晴らしいことなのですが、ちょっとしたことでつまずいて自分を責めたり、相手を責めたりしがちなのは、惜しいと思います。

プロジェクトが暗礁に乗り上げそうになったら、メンバー全員で暗くなりがちです。

そこに一人でも、ムードメーカーがいてくれて、楽しいジョークでも言ってくれればだいぶ違うと思いませんか?

ユーモアのセンスは、グローバル人材の大事なコミュニケーション・スキルです。

 

メルボルンで、クラスメートのラテンアメリカ人達の恒例の遅刻に悩まされていたころ(笑)、大きな学びも彼らから得ていました。

とにかく陽気、脳天気かと思うほどポジティブ。

何かあっても、「大丈夫、大丈夫」

面白い話をするのが好きで、いつも笑ってます。

 

お受験があるアジア先進国、日本・韓国・中国から来てた生徒は、「何が大丈夫なんだ」ってカリカリしてましたけど。

職場でどちらのタイプといる方が楽かと言えば、それは楽観的でいられる人ですよね。

みんなで追いつめ合っても、打開できないので。

私が頻繁にやり取りしている研修会社の社長に、イギリス人がいます。

彼のユーモアのセンスは、かなりシニカルで時々理解できないブラック・ユーモアですが、思わずくすっと笑えることの職場での効能を強く感じます。

イギリス人のユーモアのセンスは本当に独特で、彼が一時帰国から戻ったので、

 

“How was your trip?” と聞くと

真面目な顔で“Terrible.”と答えたりします。

びっくりして、“What happened??” なんて聞こうもんなら、私の負け。

母国に戻ってTerribleのわけないだろう なんて言われちゃいます。

 

そこへいくと、北米人(アメリカ人・カナダ人)のジョークは、文化に根ざしていない限り、誰でも「あはは」と笑えるので、わかりやすいですね。


私自身も、英語のプレゼンで調子がいいと、アメリカ流ジョーク(短いやつ 笑)が自然と出たりします。

「あはは」って笑うことで、張りつめているものがほどけたり、落ち込んでた気持があがったり、チームであることを思い出したりできます。

 

何より、英語人とのコミュニケーションで、ユーモアのセンスがあることは必須ですので、少しずつ磨かれることをお勧めします。

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この記事の筆者

鈴木美加子
グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師

株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。

 

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