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鈴木美加子のグローバル人材塾

グローバル人材塾「世人塾」?こんな風に進んでいます?2014.04.28

    ここのところ、外資系での面接のポイントをシリーズでお伝えしてきましたが、 
    今日は、3月にスタートしたグローバル人材・育成塾「世人塾」の様子についてお話ししたいと思います。


    先週、第4講を終え、残すところあと2回になってしまいました。


    以前「グローバル人材」を、多様性を受け入れ、英語でロジカルに考え、発表・主張できる人材と定義したのを、覚えていらっしゃるでしょうか。


    その中で、「多様性を受け入れる」「ロジカルに考える」「プレゼンテーション・スキルの基本」が終ったことになります。


    毎回、講座のスタートに、1分の英語スピーチがあって、クラスメートからと、講師である私からのフィードバックがあります。


    自分ではロジカルなつもりでも、”BUT”が何回も出てくるということは、流れがジグザグ蛇行しているので、他の人が聞いているとロジカルでないことが多いのです。クラスメートから「ちょっと途中がわかりにくかった」とフィードバックをもらって、やっと気がついたりします。


    「結論」→ 「結論をサポートする、データや理由3つくらい」 → 再び「結論」のテンプレートに当てはめると、組み立てやすいのですが、ついついこのプロセスを省いてしまうのですね。


    クオリティの高いプレゼンテーションを、外国語でするのであれば、まずは、しっかりフレームワークを組む必要があると、本人が気がつけばしめたものです。


    ロジカルなストラクチャーが出来たら、あとは、デリバリーの問題です。


    毎回のスピーチで指摘されることが多い要素のひとつは、アイコンタクトです。 
    英語で話す事で頭が一杯で、そこまで気が回らなくなり、ついつい、自分の体が向いている方にいる人達とだけ、アイコンタクトを取りがちです。全体とまんべんなく取るのは、結構難しいですね。


    それと、手の位置。前で組むと力が入り過ぎて、あがっているのがばれてしまったり、ついつい前屈みになって自信なさげに見えたりします。スライドを送るポインターをもったり、カチャカチャしないペンをさりげなく持って、腕は自然に脇につけるなど工夫が必要です。


    パワーポイントのスライドに、画像を入れる、程よくアニメーション機能を使う、文字をたくさん入れすぎないなども基本的なポイントです。


    皆さんの英語でのスピーチ、回を負うごとに良くなっていて頼もしい限りです。


    そして次回、第5講は、“Assertiveness(主張する力)”です。


    日本人は、そもそも人前で意見を言うように教育されて育っていないので、簡単に折れないで主張することを、外国語である英語でやるのは大変です。


    NOだって言うべき時には言わないといけないのですが、これがまた苦手。


    英語で強い口調で言われると、ついつい押されて“Yes”と言ってしまったり、黙ってしまったり。


    ここはかなり力を入れて、主張する練習をする必要があるので、レッスンの後半に、実際にネイティブスピーカーに登場してもらいます。生徒の方々には、英語でのシナリオを事前に課題としてお渡ししましたが、簡単に折れず、ロジカルになんとか自分の意見を主張することを、ネイティブ相手にやって頂きます。


    ビジネスで起こりうる、非常にリアルなケースにしてあるので、どんな展開になるのでしょうか。またご報告させて頂きますので、楽しみにしていてください。

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    この記事の筆者

    鈴木美加子
    グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

    日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
    個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師

    株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

    強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。

     

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