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鈴木美加子のグローバル人材塾

外資系での面接:ポイント42014.04.22

    面接では、短時間の間に面接官となるべく良い関係を築き、自分をPRする必要があります。つまり、通常の会話より格段上のコミュニケーション力が、求められます。


    そのために重要なことは、ふたつ。まずは自分のコミュニケーション・スタイルをしっかり把握しておくこと。そして、相手の好みのコミュニケーション・スタイルを、なるべく早くその場で理解することです。


    人間、自分のことは意外に客観的に見られないものですよね。


    わかっているようで、実はわかっていない。


    Lumina という英国発のアセスメント・ツールがあるのですが、まずは色で4つのタイプに分け、非常にわかりやすいです。


    Red: 結果重視型なので、回りくどい挨拶無しで、すぐに核心をついた質問にはいりたいし、ぽんぽんと話して欲しいタイプです。


    Blue: 根拠重視型で、細かいところに気がつくし、慎重で会話もゆっくりきちんと進めます。


    Green: 人間重視なので、まずは挨拶の会話をして、場を和ませてと気をつかいます。


    Yellow: アイディア満載型で、話していると楽しいです。会話があちらこちらに分散する可能性があるので注意が必要です。


    皆さんは、どんなコミュニケーション・スタイルでしょうか?


    しっかり把握しておいてくださいね。


    出てきた面接官は、どのようなコミュニケーション・スタイルが好みそうでしょうか?


    明らかにポンポンと話して欲しそうなのに、こちらがのらりくらりしていては、「仕事が遅いかも」と決めつけられてしまうかもしれません。


    細部を聞いているのに、こちらが、大雑把な答えばかりしていては、「詰めが甘い人材かもしれない」と思われてしまうかもしれません。


    このタイプの面接官に、話の方向が変わる散漫な答え方もNGですね。


    自分のコミュニケーション・スタイルが、相手のスタイルといつもイコールとは限らないことを、まずは理解してください。


    あがっていて余裕がないかもしれませんが、面接官が出すサインを見逃さずに、相手の好みスタイルで話せたら理想的です。

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    この記事の筆者

    鈴木美加子
    グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

    日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
    個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師

    株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

    強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。

     

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