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鈴木美加子のグローバル人材塾

外資系での面接:ポイント12014.03.25

    前回は、履歴書を書く前の準備についてお話ししました。今回は、外資系の人事部が面接を行う時、どんな所を見ているのか、その一をお話しさせて頂きます。 

    面接をするのは日本語でも英語でも構わないのですが、英語慣れしていない候補者だなとすぐピンと来てしまう仕草があります。何だか想像できますか? 

    それは、アイコンタクトの欠如です。 

    最初に挨拶して座り、面接が始まって数分後、何だか違和感があるなぁと感じる時、相手が私の目を見て会話できていないことが多いのです。 

    さりげに、手元の履歴書をもう一度よく読むと、初めての転職だったりします。もしくは、TOEICの点数は800点以上だけれど、職場で英語使ってるかしら?と思わせる経歴だったり。 

    日本人はアイコンタクトを取るように育っていないので、それで自然なのかもしれませんが、外資系の職場では英語を使うことが多いですし、周りに外国人がいるので日本人でも、誰かと話す時は相手の目をしっかり見て話す習慣がついています。 

    いったんそれが当たり前になると、相手の目を見て話せない方との会話を不自然と感じるようになるのです。 

    別にアイコンタクトが取れていてもいなくても、仕事の出来に関係ないじゃないと思われる方もいらっしゃるかと思います。 

    しかしながら、アイコンタクトは、たくさんある英語でのコミュニケーションの基本的なマナーの入り口なのです。入り口に立てていらっしゃらない方が、英語で仕事をスムーズに出来るでしょうか? 

    アイコンタクトが無いから面接に落ちるとは言えませんが、人事の頭の中に、この方は職場に馴染むのに時間がかかるかもしれないと、インプットしてしまうのは明らかに不利です。 

    アイコンタクトあるコミュニケーションが出来ているかどうかは、自分ではなかなかわからないので、周りにいる親しい人に確認してみてください。 

    出来ていないとわかったら、かなり強く意識して練習する必要があります。 

    日本人同士、日本語で話している時も、相手が威嚇されていると感じない程度に(笑)、しっかり相手の目を見て話す事をとにかく続けてみて下さい。 

    継続は力なりなので、ふっとある時から、自然にアイコンタクトが取れるようになり、初めての外資系での面接でもそれがわからないようになっているはずです。 

    外資系人事の面接が、英語力の判断だけではないことを、わかって頂けたら幸いです。

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    この記事の筆者

    鈴木美加子
    グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役

    日本GEに入社して人事のキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレーなどを経て、日本DHL人事本部長を務める。帰国子女でも海外赴任経験者でもないが、TOEIC960点をマークし外資系企業でキャリアアップした経験を元に、個人のキャリアアップを支援している。2011年から18か月、オーストラリアに居住し、海外勤務・海外からの帰国希望者のキャリア相談にも乗ることができる。
    個人向けのキャリア相談の他、企業向けに、リーダーシップ研修、チームビルディング、組織分析、異文化マネジメント、グローバルコミュニケーション研修を行っている。ルミナスパーク、ルミナリーダー公認講師、ホフステード異文化モデル公認講師、STAR面接法・認定講師

    株式会社AT Globe http://atglobe.jp/

    強みを最大限に活かし、個の力を発揮出来る人材を一人でも増やすことで、母国を元気にすることをミッションとする。ルミナというアセスメント・ツールを使い、個人・法人向けの人材育成事業を行う。

     

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