グローバルビジネスを勝ち抜く極意 海外での取引の際に良い第一印象を与える方法　
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どこで誰と取引をするかは関係なく、誰かがあなたの第一印象を決めるのに、通常１秒かからないと言われています。しかし安心してください、この印象を決定づけるのはその後３秒から５秒なのです。第一印象の大部分は、相手がどの程度信頼できるかと、どのくらい自信があるように見えるかで決まります。誰かと初めて会う際、多くの人は「この人はどの程度親しみやすいのか？」と、もしくは「どの程度優れているのだろうか？」などの質問を自問自答します。そしてこれは、相手の服装や容姿、そして仕草などで決められます。

 

今回のブログでは、持続的な良い印象の与え方について見ていこうと思います。

日本と変わらず、男性は控えめな服装を心がけるべきで、紺やグレーのスーツが一般的です。派手な色のネクタイは避けましょう。女性も控えめな服装が求められますが、特にブラジルなどの南米では適切な範囲内で、女性らしさを強調させましょう。これはパンツスーツなどの「男性向けの」服装を避け、控えめなメイクと、洒落ていて派手ではないジュエリーやアクセサリーを着けることで出来ます。男性はひげをきれいに剃り、顔のまゆ毛などのその他の顔の毛を、不必要な注目を与えない程度に調えましょう。女性はメイクをしすぎないようにするあまり、控えめ過ぎないかと心配し過ぎる必要はありません。

 

日本と違い、欧米の文化ではお辞儀は一般的ではありません。その代わりに握手が主流です。どのくらいの間握手をし続けるかは、国やその時の状況によって異なりますが、手をすぐに離したりせず、しっかりと握ることが多くの国々で望ましいとされています。

握手は挨拶と別れ際にするのが一般的で、少人数の時には、その場にいる全員と握手することが、誰かの気分を害さないためにも重要です。女性と握手することは一般的ではないので、彼女が行動を起こすのを待ちましょう。握手をする間、アイコンタクトをし続けることが重要で、あなたの意志の強さを表します。また現在では初対面の相手とはこのような行動が予想されないにしても、ヨーロッパや南米の幾つかの国々で特に見られる男性の抱擁や女性の口づけに驚いてはいけません。

日本に比べると、会話をしている際のお互いの距離は大抵の場合近いことが多いです。距離が近いことに警戒したり、後ずさりしたりしないようにしましょう。また、南米の多くの国々で見られる、相手の肩や腕、背中を軽く叩く仕草は友好の証です。

名刺を取り出す際に、名刺に相手の国の言葉で書いてあるかと、その面が表になっているかを確認してください。また、相手の国の言葉で、短くても良いので挨拶などの言葉を話せると良い印象を与え、相手の言語と文化に対して尊敬の意を表すことになるでしょう。

幾つかの国々、特にラテンアメリカでは、父親と母親の両方の名字を受け継ぐため、二つ名字を持っている方がいます。話しかける時などには最初に記載している父親の名字が使われます。さらに、日本のように敬称はとても重要ですので、名刺に記載する時や名前を呼ぶ時には注意してください。

 

最後のアドバイス：リラックスする、笑顔、力を抜くことを忘れないようにしましょう。　あまりに緊張していたり、固い雰囲気だと相手を遠ざけてしまうことがあります。

 

今回紹介したアドバイスを、次の海外出張で思い出して活用してみてくださいね。