履歴書作成 上級編
いざ履歴書を書こうと思うと、どこから手をつけていいか考えこんでしまう人も多いかと思います。スカウトを受ける事を目的とした履歴書ならば、最終的に企業に提出するような完璧な物でなくてもかまいません。企業のスカウト方法を理解して、スカウトされるのに必要な情報だけを用意すればいいのです。
1 | 誰でもわかる内容にする |
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応募する際に使う履歴書と違い、スカウト用の履歴書は誰が見てもわかる内容が必要です。同じ業界、業種でないと分からない言い回しは避けましょう。また採用の第一段階は人事が履歴書を見ることも多く、人事担当者はかならずしも現場の知識に精通しているわけではありませんので、注意が必要です。
2 | 具体的な数字を盛り込む |
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経営者に近いポジションになればなるほど、数字を重要視します。採用担当者も会社の成長を念頭に置いていますので数字による裏付けをアピールできれば説得力は増します。営業の人であれば、具体的な売上数字や顧客数などを記入します。そうする事で採用担当者は、あなたを採用した場合の売上等への貢献度をイメージする事が出来ます。 営業職以外の場合、成果として数字を表す事は簡単ではありませんが、何らかの改善、改革を行ってきた事を見つけ、どう仕組みを変えてきたのか、それによってどう貢献してきたのかを第三者にも分かるようにまとめます。この場合数字で10%削減と書いても説得力がありませんので、具体的な改善点とプロセスをまとめ、その結果としての数字を書きます。
3 | 常に前向きな内容で自己アピールする |
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履歴書を公開した瞬間から、履歴書は貴方の顔であり、イメージになります。転職を考えるにあたり、人によって様々な理由があるでしょうが、正直に暗い話を内容を書く人より、前向きな事を書いている人に採用者の眼が行くのは間違いありません。履歴書は自分をアピールする場ですので、採用する側を不安にさせるような内容は書かずに、自らを積極的に売り込む内容にしましょう。
4 | 見易い、読み易い履歴書を作る |
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ビジネスシーンにおいては、資料の見易さや、分かり易さで、その人の仕事のレベルが分かります。履歴書は採用担当者に読んでもらう事を前提として作られるものですから、読み易さというのも大事な要素です。レイアウトやデザインに凝る必要はありませんが、段落に区切る、体裁を整えるなど、ちょっとした気づかいは、読む側にも伝わります。