Global Career Guide
私が勤めているのは、某外資系コンサルティング・ファームです。よく友人から、「コンサルタントって、どんな仕事をしているの ?」と聞かれるのですが、そんなとき私は迷うことなく次のように答えています。 「どんな企業にもあるシステム部門が、『本来やるはずの仕事』をしているだけだよ」 実は、コンサルティング・ファームにはいくつか
みなさんは、会社のどの部門で仕事をしていますか ? 製造業では主に、実際にモノを作っている製造部門とそれを販売する販売部門、あとは本部企画部門に分かれます。私の前職である銀行などでは、モノを作る代わりに事務処理をする部門があり、大きく分けると営業・事務・本部に分かれていたと思います。 今回のコラムでは、これらのうちの「
私の生まれ故郷は奈良県です。大学は大阪で、就職してから十数年来、海外での出張以外はずっと東京に住んでいます。そもそも最初の就職が銀行で、外資系に移ってからも金融機関を中心としたシステム・コンサルティングをしている関係上、いきおい東京以外で仕事をする機会がほとんどありませんでした。確かに、地方銀行に売り込みをかけることも
「やぁ、久しぶりだね !」 これは、同僚のマサトです。彼と私は同じ上司についており、つい先日まであるプロジェクトを一緒に担当していました。しかし彼と実際に会うのは、実に 3 か月振りのこと。 「今日はどうしたの ? 」 「いや、人事の面接があるんでね。たまには会社に来るのもいいかな、と思って ……」 彼はここ 3 か月
今年のノーベル賞は、 2 名の日本人がダブル受賞したことで大いに盛り上がりました。東京大学名誉教授の小柴氏と島津製作所の田中氏。特に田中氏は、現役の会社員であるということに加え、その朴訥とした態度から、まさに「時の人」となっているのはご存知のとおりです。 さて、ノーベル賞の中でもあまり話題にされない賞として、「経済学賞
「タカシさーん、お昼買ってきますけど …」 「そうだなぁ … キムチ・ビビンバ丼とグリーンサラダでいいや、ハイ 700 円。よろしくね !」 最近、私は、「salad b@g」という惣菜やさん ( 弁当やさん ) にハマっています。 3 か月ぐらい前に、私の会社が入っているビルの 1F にできたのですが、それ以来、周辺
最近、「スローフード」という言葉が流行っています。ハンバーガーなどのファスト (Fast) フードに対してのスロー (Slow) フード。伝統的な食材や料理、質の高い素材を提供する小規模な生産者を守り、消費者に「味」を再認識させる運動のことを指し「スローフード運動」と呼ばれています。 伝統的な食材や料理には、職人芸とい
私が大学を卒業して最初に就職したのは銀行でした。当時は学生優位の、いわゆる「超売り手市場」でして、私も 10 以上の企業から内定をもらい、「はて、一体どの企業に入ろうかな … 」などと頭を悩ましていたことを覚えています。 私は文系だったこともあり、できるだけ「テクノロジー」などとは縁のない会社に入ろうと決めていました。
ニューヨークでの出張を無事終えた私は、帰りにサンフランシスコに立ち寄ることにしました。「立ち寄る」と言っても、大した目的があったわけではなく、単にこちらにくるときにサンフランシスコ経由で入ったために、帰りも同じ経路をたどらなければ高くつくという理由だけなのですが。 超早起きして早朝便でサンフランシスコに着いたため、時間
( 前回の続き )アトランタでの用事を終え、われわれはニューヨーク (NY) に入りました。顧客へのインタビュー等はすでに終了しており、NY では NY 本社の同僚と意見交換をすることを目的としていました。そのためか、「おのぼりさん」気分でかなりリラックスしていました。 NY に入った当日、時刻はもはや夜 8 時を回っ
1968年7月 奈良県生まれ。
大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。
みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。
書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ