Global Career Guide

今回の相談者・久米さんは38歳の男性です。大学卒業後から日系企業でシステムエンジニア(SE)として働いてきました。技術力は高く、上司や同僚からの評価も安定しており、将来性のある職種であることは理解しています。ですが、彼はSEの仕事に違和感を持っています。
現在、セールスかマーケティングにキャリアを変えたいと考えており、将来的には外資系企業で働くことを希望しています。今回の相談では、「SEとしての適性」と「セールスとマーケティングのどちらが自分に合っているのか」を整理したいというご要望でした。
※以下は、本人の了承を得て掲載しています。

ルミナの適性診断では、久米さんの「ビジョン重視」「結果重視」のスコアが特に高いという結果が出ました。
・ビジョン重視:想像力、革新性、表現力、社交性が特徴
・結果重視:行動力、達成志向、スピード感
ビジョン重視なのは、マーケティングに強い適性を持っていることを示しています。加えて「結果重視」(主導力、競争心、論理性、タフさ)も一定のスコアがあり、営業にも可能性が感じられます。
一方、注意力や正確さを求められるSE業務に不可欠な「細かいことが得意」のスコアが非常に低く、本人も「確かに細かい作業は苦手」と納得しています。16年間SEとして勤め上げたこと自体、かなり無理をして頑張ったと言えます。
一見、営業職にも向いていそうな久米さんですが、詳細データを深掘りしてみると、「負けず嫌い」ではないことが判明しました。トップセールスに求められる“常に1位を目指す強烈な競争心”は持っていません。つまり、「営業向きではあるが、トップセールスには多分なれない。より成功したいのであれば、マーケティングのほう」と言えるのです。
では、マーケティングへの転身に向けて、どのように動くべきでしょうか。
外資系企業では即戦力採用が基本です。30代後半で「未経験職種」での中途採用は極めて狭き門。SEとしての豊富な実績があっても、それがマーケティングにそのまま評価されるとは限りません。
そこで現実的な一歩は、「社内異動」を経由すること。今の会社でマーケティング職への異動実績を積み上げてから、3年後に外資への転職を狙うルートです。
久米さんは、昔から縁のあるマーケティング部のNo.2とコンタクトをとることにしました。人事にも知り合いがいるため、「SE→マーケ」の異動の可能性や必要なスキルについて相談してみる予定です。
キャリアチェンジにおいて「年齢」は無視できないファクターです。20代ならポテンシャル採用を当てにできますが、30代後半となると“実績”や“戦略”が重要になります。給与面での妥協や一時的な遠回りが必要になる場合もあります。
ただし、ライフステージによって“働く意味”も変わってきます。
・安定か、挑戦か
・お金か、時間か
・評価か、やりがいか
自分にとって何が「大切な価値」なのかを見直す時期でもあるのです。
久米さんは今、自分の適性を理解し、行動に移すフェーズに移行しました。
すぐに変われなくても、方向性が見えることでキャリアは確実に前進します。
キャリアの迷いがある方は、ぜひ一度ルミナで適性を見直してみてください。
天職への道は、“自分を知る”ことから始まります。
ルミナの詳細はこちら:https://bit.ly/3bupKDg

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グローバル・キャリア・カウンセラー /(株)AT Globe 代表取締役
日本GEの人事でキャリアをスタートさせ、モルガン・スタンレー、イートンのアジア・パシフィック本部などを経て、日本DHLの人事本部長に就任。1万人を面接した自身の転職経験と英語や異文化と格闘した体験を元に、外資への転職を希望する方・外資でキャリア・アップしたい方を全力でサポート。
英検1級、TOEIC960点。iU情報経営イノベーション大学・客員教授。ルミナスパーク・リーダー認定講師、STAR面接技法・認定講師、ホフステード異文化モデル公認講師
NY生まれでオーストラリア居住経験あり。映画とコーヒーが大好き。
著書「やっぱり外資系がいい人のAtoZ」(青春出版社)
「英文履歴書の書き方・英語面接の受け方」(日本実業出版社)
強みを活かし個の力を最大限に発揮できるグローバル人材を、一人でも増やすことで母国の発展に寄与することをミッションとする。 企業向けには異文化理解・海外赴任前研修を、個人向けには外資への転職サポートを提供。