Global Career Guide
元・外資系人事部長、現グローバル人材プロデューサーの鈴木美加子です。本日は優秀すぎる上司について、読み物風にしました。 外資はスペシャリストを重んじる企業文化なので、同じ部署の上司が自分より経験・スキル値が低いということはほとんど起こりません。日本企業のように会社主導の異動がほとんどないためです。 ある時、日本企業の人
元・外資系人事部長、10,000人を面接した鈴木美加子です。お正月気分も抜けたのか、個別キャリア相談が増えてきました。人間関係に悩まれている方が多いようです。 転職理由の上位に、「上司・経営者の仕事のやり方が気に入らない」「同僚・部下とうまくいかない」など「人間関係」が上がるのは、外資も日本企業もあまり変わりません。同
タカシ、クビの皮一枚残す?! (前回の続き) “Due Diligence for Takashi Nara” という、何とも物騒なアジェンダで、専務のSahさんと電話会議を実施することになったタカシ。Due Diligence(デューデリ)というのは、M&Aや投資の際に実施する資産査定のこと。人を対象にして、
Due Diligence って、何?! (前回の続き) わが社では、「執行役員以上であれば、自分の都合で勝手に会議を招集できる」という横暴なルールがあり、それを実践するシステム機能(横暴極まりない招集メールの発信)も完備されています(ちなみに社員の間ではこのメールを、 “いきなり「決定」 メール” と呼んで、恐れてい
恐怖! 予定が勝手に押さえられている?! ピコーーン!(電子音 from PC) 「ん?!」 以前にもお話したと思いますが、わが社の個人別スケジュール帳(PC上にあるグループウェア、メールシステムと連動)は、社員のだれもが他人のスケジュールを閲覧・一部更新できるようになっています(さすがに、一般社員が役員のスケジュール
役員会議の準備完了! (前回の続き) 終日、役員の横に付き添って、その仕事ぶりを実体験するという 「1 day シャドウイング」 プログラムに参加したタカシ。プログラムも残すところ、メイン・イベントである「役員会議」だけとなりました・・・ Andy 「タカシ、役員会議までは時間があるから・・・ そうだな、PM 8:50
時間は自分で作るもの (前回の続き) 終日、上級役員の横について、その仕事ぶりを実体験するという 「 1 day シャドウイング」 プログラム。人事部からの案内メールを十分に確認しなかった私は、英会話のレッスン法である“Shadowing”(ネイティブの人が話した英語を聞きながら、それと同じ文章をそっくりそのまま音読す
“シャドウイング” への招待 先日のこと、人事部のトレーニングチームから、以下のようなタイトルのメールが届きました。 — Invitation to “ 1 day Shadowing ” — (“1 day シャドウイング”へのご招待) 「“1 dayシャドウイング” ? なんじゃ、そりゃ?」
ブリーフ・セラピーの質問項目 (前回の続き) 「どんな手段であっても構わないから、効果の出ることをする」「解決策は自分の中にある(すでに自分が持っている)」 このような考え方のもと、短期で成果を出す “ブリーフ・セラピー”。軽いうつ症状が出ていた A くんも、ブリーフ・セラピーを受けて、症状が若干改善したようです。さて
スタッフが不足している ! どうする ? (前回の続き) 最近、「何事にもやる気が出ない」と、“プチ・うつ” 気味の A くん。会社指定の産業医に診てもらうことを薦めた私は、A くんと一緒に産業医のところに行きました。産業医いわく、「 A さんの症状自体は、それほど重いわけではないが、1 年以上も同じ症状が出ており、少