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国内外で働くグローバル人材が働きやすい職場とは?Vol.1

【Daijob.com独自調査】語学力を超えた背景理解を含む「コミュニケーション力」の深さにカギ

Daijob.com登録者のグローバルな環境(会社に外国籍の社員がいる、複数国での事業展開を実施している)で働く人材を対象に、職場に対する意識調査を行いました。

深刻化する日本国内の人材不足を背景に、グローバル人材の活用は、多くの業界で企業の持続的な成長に欠かせないテーマとなっています。一方、各国で“自国ファースト”の潮流も広がっており、国境を越えた人材活用についての議論が活発化しています。

本調査は、異なる文化的背景を持つ人材が、安心して力を発揮できる職場選びや職場の環境づくりのヒントを探るべく、グローバルな環境で働く国内外の人材を対象に実施しました。多国籍な環境で働く人材の回答を参考にしながら、当社は、語学力を活かし、グローバルに活躍する人材のサポートを引き続き行ってまいります。

■調査結果のポイント

  • ■Daijob.com登録者のグローバルな環境(会社に外国籍の社員がいる、複数国での事業展開を実施している)で働く人材を対象に、職場に対する意識調査を実施
  • ■グローバル人材が、次の転職先を選ぶ際に最も重要視することは、日本在住者は「ワークライフバランス」、海外在住者は「キャリア成長の機会」が最も多く、会社に求めることに差異が見られた
  • ■回答に最も大きな差が開いたのは、「同僚とのコミュニケーションが非常にとれている」と答えた割合で、「海外在住者」の方が、「日本在住者」に比べて27%多かった
  • ■日本・海外在住者共に「日本で働きたい人」は約8割以上で、働きたい場所として日本は人気が高い

【本調査対象者の属性詳細1】

■調査結果

1. 日本在住のグローバル人材が就労先で最も重視することは、転職によって「自己実現・やりがい」から「ワークライフバランス」が増加

日本在住のグローバル人材が、現職の(直近まで就業していた)会社を選んだときに最も重視していたのは、「自己実現・やりがい」が1位だったのに対し、次の転職先で最も重視することは、「ワークライフバランス」が1番多い結果になりました。現職で目標としていた仕事をやりとげ、次のステップとして、生活面での充実も図ろうとする人が多いと推測します。

2. 海外在住のグローバル人材が就労先で最も重視することは、一貫して「キャリア成長の機会」…次の転職先で重視することは「給与」が7%上昇するが、「ワークライフバランス」は7%減少する“キャリア志向”強めの傾向

海外在住のグローバル人材は、現職においても次に希望する転職先においても、共に「キャリア成長の機会」が最も重視されていました。「給与」も3位から2位に浮上しており、日本在住者よりもキャリア志向が強いことが伺えます。

3. 個人の価値観と会社の価値観が「非常に一致する」割合は、「日本在住者」より「海外在住者」の方が11%多く、働き方の選択肢が多いことが価値観一致の要因か

「非常に一致する」の数だけに絞ると、在住場所によって11%と大差がつきましたが、「少し一致する」も含めると、「日本在住者:66%」「海外在住者:70%」で、僅差となりました。価値観が合うと感じる理由は、企業文化や、個人のライフスタイルに合わせた働き方を選べることが多くあげられました。一方、どちらとも言えない、一致しないと感じる理由には、グローバル人材ならではの文化の違いや、経営方針の変化やライフスタイルとの不一致などもありました。

4. 職場の多様性の受容度に「(非常に・少し)満足している」のは「日本在住者」よりも「海外在住者」の方が、15%多い

多様性の受容度は、「(非常に・少し)満足している」で合計すると、「日本在住者:67%」「海外在住者:82%」で、15%の差が開きました。海外在住者の方が、深いコミュニケーションをとれる環境にあり、需要度が高い傾向にあると推察されますが、在住場所を問わず、満足度が低い理由のひとつに「男女での差」が見られました。

5. 職場で、「自身の意見や考え」を「非常に公平に扱われている」と感じるのは、「日本在住者」に比べて、「海外在住者」の方が13%多い

6. 職場で「心理的安全性」が「非常にある」と答えたのは、日本在住者よりも海外在住者の方が、9%多い

「心理的安全性」を感じるのは、社員同士のコミュニケーション力だけでなく、意見を話した後、実際に意見が採用されたり、業務に落とし込めたりするような会社組織の仕組みがあるかどうかにも、左右されています。海外と日本では、“チャレンジ精神”の捉え方や評価のされ方に違いがあるため、日本在住者と海外在住者での「心理的安全性」の感じ方に影響が出たことも考えられます。

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