Global Career Guide
下記は、アメリカで「職場で男性が女性に言うべきでない」とされる表現です。
You look amazing/great in that dress. (その服、すごく似合ってる。)
前回のイタリアの話のように、国によっては問題とならない場合もあります。アメリカでも、職場外でもつきあいのあるような非常に仲のよい同僚であれば大丈夫でしょう。線引きがわからない場合は、言わない方が無難です。
You’ve lost weight.(痩せたね。)
You look so much better.(きれいになったね。)
これは褒め言葉として、ついつい言いたくなるものですが、「人の体をジロジロ見てるのか」と思う人もいるかもしれませんし、「以前は太ってたって言いたいの?」という人もいるかもしれません。やはり、仲の良い相手であればOKでしょう。
Is it the time of the month? (今日は、あの日?)
She’s so emotional.(彼女は感情的すぎる。)
You do that so well for a girl.(女の子にしては、できるね。)
You handled that well for a woman.(女にしては、よくやったね。)
You only got the job because you’re a woman.(その仕事がもらえたらのは女だからだよ。)
Who’d you have to sleep with to get that raise/promotion?(誰と寝たら、そうやって昇給/昇進できるの?)
私は、似たような発言を、アメリカで女性が女性に対してしたのを聞いたことがあります。
Do you really want the promotion? You’ll never see your kids.
(本当に昇進したいの?子供に会えなくなるよ。)
Are you pregnant?(妊娠してるの?)
私は、これを女性に対して言って失敗したことがあります。そんなに太ってない人なのに、お腹だけ出ていたので、迷った挙句、言って失敗しました。最近も「ひょっとして太ったのかもしれない」と思って言わなかったら、妊娠していたというケースがあったのですが、絶対言わないようにしています。
Are you going to get pregnant again?(また子供産むつもり?)
I have to support my family. That’s why I make more.
(僕は家族を養わないといけないんだ。僕の方が給料が高いのは、そのため。)
Can you take notes?(メモ/議事録、取ってくれる?)
昔は秘書などが議事録などを取ったため、未だに同じ立場の同僚に、こういう人がアメリカでもいるようです。
大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。