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デジタル時代の外資系面接(4)─ ビデオ面接向け英語表現(前編)

今回は、ビデオ面接で使える英語表現を一部紹介しましょう。

面接当日は、面接予定時間の10分前には指定のビデオ通話ソフトにログインして、マイクやスピーカー、ソフトがうまく作動するかチェックしておきましょう。

約束の時間が来て画面に相手の姿が映ったら、下記のように挨拶しましょう。

Interviewer:  Hello, Yuji? (こんにちは、裕二さん?)

Interviewee:  Yes, this is Yuji.  Ms. Shaw?  It’s great to talk to you. 

(はい、裕二です。ショーさんですか? お話できてうれしいです。)

先方がファーストネームで呼びかけてきても、こちらからはMr/Ms/Drなどの敬称をつけてラストネームで呼びかけた方が無難です。

電話の場合は”talk/speak”しか使えませんが、ビデオの場合は”meet”も使えます。

It’s a pleasure to meet you, Mr. Lopez.  (ロペスさん、お目にかかれて光栄です。)

下記のように熱意を伝えると、さらにいいでしょう。

I appreciate your taking the time to talk to me today.

(今日は、お時間いただきありがとうございます。)

I’m really excited about this opportunity.(今回のお話をいただき、胸が躍っています。)

面接官が、“How are you doing today?” “How is your day going?”(今日は調子はどうですか)“How are you?”(お元気ですか)と挨拶してきたら、下記のように答えます。

•  Very well.*  And you?  (非常にいいです。そちらは?)*“Very good”と答えるのはカジュアル。

•  Fantastic. How about yourself?  ( 快調です。そちらはいかがですか?)

•  I’m doing great. Thank you.  (快調です。ありがとうございます。)

挨拶の後は、まず音声や映像を確認しましょう。

•  Can you see me and hear me fine? (ちゃんとこちらが映って、聞こえますか。)

•  I can see you fine, but I can’t hear you. (画面はちゃんと映ってますが、聞こえません。)

•  I can hear you fine, but I can’t see you. (ちゃんと聞こえますが、画面が出ません。)

•  I hear an echo. (エコーが聞こえます。)

•  I hear lots of static.  (すごい雑音がしています。)

•  Something is wrong the audio/video. (音声/映像が何かおかしいです。)

•  Let me turn up/down the volume a little. (音量を少し上げて/下げてみます。)

『新面接の英語』では、上記のような面接での質問例および回答例をすべて付録のCDに収録しています。

また、職種別面接サンプルでは、電話面接に加え、ビデオ面接のやりとり例も掲載しています。

有元美津世

大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。

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