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今月、厚労省は「新たな生活様式」を発表しましたが、経済を再開する各国が、今後「コロナウイルスとどう生きるか」を模索しています。
「集団免疫」は、英語では”herd immunity”と言います。Herdは群れ・集団という意味で、通常、羊や鹿の群れ(herd of sheep/deer)という形で使われることが多いです。
The pandemic will not be over without herd immunity or vaccine.
(パンデミックは、集団免疫かワクチンがなければ終息することはない。)Tens of thousands of people will be tested for antibodies to determine if herd immunity has been achieved.
(集団免疫が得られたかどうかを見極めるために、何万人という人が抗体検査を受ける。)
「コロナ後」という意味で「アフターコロナ」という表現がメディアで聞かれるようになりましたが、これは和製英語です。英語では”post-corona”よりも、”post pandemic”や”post-covid(19)”の方が一般的です。
This is the new reality of the post-corona world.
(これがコロナ後の世界の新たな現実だ。)We need to come to terms with the post-covid world.
(我々は、アフターコロナの世界と折り合いをつけなければならない。)How are we going to reboot the post-pandemic economy?
(パンデミック後の経済を再起動していくのか?)Some countries are launching post-pandemic tourism campaigns.
(パンデミック後の観光キャンペーンを打ち出す国も出てきている。)
「新たな生活様式」は直訳して”new lifestyle”と言っても通じますが、英語では”new normal”(新たな日常)の方が一般的です。
We’re required to adapt to a new lifestyle.
(我々は、新たな生活様式への適応を求められている。)
What will the new normal look like?
(新たな日常とは、どのようなものなのか?)Business are preparing for a new normal.
(企業は、新たな日常への準備を進めている。)This is the post-pandemic new normal.
(これがパンデミック後の新たな日常だ。)
新たな日常として「コロナと共存する」も、よく見かける表現ですね。
We all need to learn to live with the virus.
(我々は皆、ウイルスと共存していくことを学ばなければならない。)
「第二(第三)波」は、そのまま”the second(third) wave”という表現になります。下記の”brace for…”は、「(台風など)差し迫った悪い出来事に備える」という意味です。
Can we avoid a second wave of coronavirus?
(コロナウイルスの第二波を回避することができるか?)We should brace for a second wave.
(第二波に備えるべきだ。)
大学卒業後、外資系企業勤務を経て渡米。MBA取得後、16年にわたり日米企業間の戦略提携コンサルティング業を営む。社員採用の経験を基に経営者、採用者の視点で就活アドバイス。現在は投資家として、投資家希望者のメンタリングを通じ、資産形成、人生設計を視野に入れたキャリアアドバイスも提供。在米30年の後、東南アジアをノマド中。訪問した国は70ヵ国以上。
著書に『英文履歴書の書き方Ver.3.0』『面接の英語』『プレゼンの英語』『ビジネスに対応 英語でソーシャルメディア』『英語でTwitter!』(ジャパンタイムズ)、『ロジカル・イングリッシュ』(ダイヤモンド)、『英語でもっとSNS!どんどん書き込む英語表現』(語研)など30冊。