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タカシの外資系物語

海外出張するモチベーション(その2)2018.09.11

海外出張は かっちょいい ?!


(前回の続き)実は、海外旅行がそれほど好きではないタカシ・・・、にもかかわらず、海外出張には頻繁に出かけています。外資系企業に勤める人の中には、結構こういう人多いんですよねぇ・・・ では、私を含め、そういうたぐいの人はどうして海外出張に行くのか? その理由についてお話しすることにいたしましょう。

空港の入出国管理ゲートの長蛇の列、トラブル時に全く通じない英語、作りの大雑把なシャワールーム設備、数が多い割にはしっくりこないホテルの枕、お世辞にもおいしいと言えない食事・・・ 海外旅行で嫌なことを挙げろと言われれば、10や20はすぐに言うことができます。おそらく、海外旅行が好きな人というのは、そういうのが気にならないか、気になったとしても、それを上回る対価、言い換えるとモチベーションがあるということなのでしょう。
 

では、海外旅行好きの人が持つモチベーションがない私は、なぜゆえに海外出張に行くのか? 以下、いくつかの視点で、説明していきたいと思います。


(1)
海外出張という響きが、なんとなくかっちょいい から?


前回のコラムでも少し触れたのですが、この考え方自体には、私は同調しません。海外出張がかっちょいい、と思っている人の大半は、その行き先が欧米であることを前提にしていると思います。しかし、実際には、現在のビジネス環境において、欧米に行くというのはもはや主流ではない。本当のエースは、アジアや中国に行っているはずです。


国際線の飛行機から颯爽と降りてきて、TUMIかなんかのスーツケースを携えて、異国の街を歩く姿がかっちょいい・・・ と思っている人がいるとしたら、その考えは改めたほうがいいっす。飛行機から降りた瞬間というのは、まず例外なく、ヘロヘロに疲れています。夜間便で早朝に着いて、空港のシャワールームでシャワーを浴びて、そのままクライアント先へ・・・ なんていう麗しいシーンを航空各社は宣伝していますが、そんな仕事の仕方をしていたら、間違いなく、初日の午後ぐらいで憤死します。海外というのは、時差がある。そして、食事を含め、生活習慣がちがう。加えて、季節によっては、日本と比較して、極端に暑かったり、寒かったりする。だから、日本と同じようにはいかんのです。


もし、海外出張に来て、日本でやっているのと同等、ないしはそれ以上の力が出る人がいたら、それはすごい。っつーか、かなり怪しい。通常時、日本で手を抜いて仕事してるんじゃないか、と訝しんでもいい。海外では、日本の8割程度のパフォーマンスになることを前提に、予定を組んだ方がいい。よって、いつもよりかっちょよくなろうなんてことを目論んではいかんのです。

その海外出張は、本当に必要か?!


海外出張は、チャラチャラしたファッションではない。では、これはどうか?


(2)
業務命令だから(仕方なく・・・)?


この時代においてもなお、このような発想の人がいるとしたら、私は次のようにアドバイスすると思います。


「意義がわからない海外出張など、行かなくてもいい! 同じことは日本でもできる!!」

 
Web会議等、グローバルベースでのITツールが発達した昨今、日本はおろか、オフィスを一歩たりとも出ずに、海外とのコミュニケーションを取ることが可能です。一昔前なら海外に出向いていたほとんどの用件において、現在は、実際に行かなくても事足りるのです。


海外出張の指令が出たら、まずすべきは、


その出張は、本当に必要かどうか? = 日本から離れなくても、同じ効果が得られるんじゃないか?


を確認することです。そして、海外に行くことの意義≒費用対効果が見込めないようなら、その旨を上司に告げることです。だって、結構なお金がかかるんですよ、海外出張って。航空運賃やホテル代など、リアルなキャッシュだけでなく、準備にかかる、あなた自身の時間やサポートしてくれる人の時間も消費するのです。海外出張の際には、通常時以上に、コスト意識を持つ必要があります。


でも、会社という組織において、費用対効果が合わない場合にも、海外出張を命じられることがあるかもしれません。そんな場合でも、「業務命令だから(仕方なく・・・)」というのはやめましょう。あなたに期待をかけてくれて、海外出張の経験を積ませようと考えている経営層に失礼です。そして、チャンスがあれば海外に行くことを切望している同僚にも失礼です。だから、行く! と腹を決めたら、短期間でも英語をブラッシュアップするなど、万全の状態で、ブッチギリの成果をあげるよう頑張りましょう!

タカシが海外出張時に、事前準備する事柄とは?!


なんか、ツラツラと説教じみたことを書いてきました。私が海外出張に行く理由は、チャラチャラしたカッコよさを追究しているわけではなく、業務命令だから仕方なく行っているわけでもない。ちゃんとした明確な理由があるわけです。それは何か・・・? を説明する前に、私が海外出張に行く際に、必ず事前準備する事柄を紹介しておきましょう。
 

【タカシが海外出張時に事前準備すること】

(1)(自社・クライアント先問わず)やや大きめの会議室を準備してもらう

(2)現在関与しているメンバー、ステークホルダーに多数声掛けして、ミーテイングに参加を要請する

(3)日本ならでは~ って感じのお土産を、人数分+α持参する


さて、これらをヒントに、私が海外出張に行く、真の目的を当ててみてください。回答は・・・? 次週のコラムでお話ししましょう。

(次回に続く)

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この記事の筆者

奈良タカシ

1968年7月 奈良県生まれ。

大学卒業後、某大手銀行に入行したものの、「愛想が悪く、顔がこわい」という理由から、お客様と接する仕事に就かせてもらえず、銀行システム部門のエンジニアとして社会人生活スタート。その後、マーケット部門に異動。金利デリバティブのトレーダーとして、外資系銀行への出向も経験。銀行の海外撤退に伴い退職し、外資系コンサルティング会社に入社。10年前に同業のライバル企業に転職し、現在に至る ( 外資系2社目 )。肩書きは、パートナー(役員クラス)。 昨年、うつ病にて半年の休職に至るも、奇跡の復活を遂げる。

みなさん、こんにちは ! 奈良タカシです。あさ出版より『外資流 ! 「タカシの外資系物語」』という本が出版されています。
出版のお話をいただいた当初は、ダイジョブのコラムを編集して掲載すればいいんだろう ・・・ などと安易に考えていたのですが、編集のご担当がそりゃもう厳しい方でして、「半分以上は書き下ろしじゃ ! 」なんて条件が出されたものですから、ヒィヒィ泣きながら(T-T)執筆していました。
結果的には、半分が書き下ろし、すでにコラムとして発表している残りの分についても、発表後にいただいた意見や質問を踏まえ、大幅に加筆・修正しています。 ま、そんな苦労 ( ? ) の甲斐あって、外資系企業に対する自分の考え方を体系化できたと満足しています。

書店にてお手にとっていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
奈良タカシ

「タカシの外資系物語」の作者、奈良タカシさんへメッセージをお寄せください。

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